2008年09月30日
香の記憶
雨です。
驟雨。
漢字は、ほんとうにニュアンスを伝えられる文字ですね。
雨のなかを帽子をかぶって散歩しました。
今年はじめての、金木犀の香を嗅ぐことができました。
金木犀の香は、ぼくにいつも鳥栖高校の古い木造の校舎を思い出させます。
文芸部の窓の外に、金木犀があって、いつもこの季節にはすばらしい香をはなっていました。
香と記憶は密接に結びついていますよね。
みなさんにも、いろいろな香の記憶があると思います。
そんな香の記憶をあつめたら、面白い本ができあがるかもしれませんね。
驟雨。
漢字は、ほんとうにニュアンスを伝えられる文字ですね。
雨のなかを帽子をかぶって散歩しました。
今年はじめての、金木犀の香を嗅ぐことができました。
金木犀の香は、ぼくにいつも鳥栖高校の古い木造の校舎を思い出させます。
文芸部の窓の外に、金木犀があって、いつもこの季節にはすばらしい香をはなっていました。
香と記憶は密接に結びついていますよね。
みなさんにも、いろいろな香の記憶があると思います。
そんな香の記憶をあつめたら、面白い本ができあがるかもしれませんね。
2008年09月29日
相手のために
人は、表現したいし、それを楽しみたいものだ。
さまざまな表現活動が、世界中でなされている。
こういうブログも、表現の一つに入る。
われわれ人間は、表現することで、誰かとつながらずにはいられないのだろう。
昨日は、昼は演劇、夜はインプロのショーを見た。
GACHA7 プロデュース公演『コンソール』
来年の4月に、僕がプロデュースする演劇の公演を予定しているのだが、それに出演する田中優樹が出演しているので見に行った。
つぶれかけたライブハウスの店長が、別れた女房からライブハウスを取り上げられそうになっている。今夜のステージで、100人以上お客を入れなければならなくなる。それがライブハウスを続ける条件。
寄せ集めの30歳ばかりのメンバーで、ライブをやることになる。
はたして観客はあつまるのか!? そして彼らの人生には、まだ続きがあるのか……
そういう感じのストーリー。
笑いあり、楽器の演奏ありで、サービスたっぷりのお芝居。
出演者たちもがんばっているのだが、なにかが足りない感じ。
それが何かをここで書いていたら、すごく長くなってしまうので、省略します。
まぁ、お客としての僕は、なかなか満足しない、わがままな客です。
ちょっと退屈したり、役者がへんなことをすると、すぐにモジモジしはじめます。
本当にお客さんを満足させるのって、大変なことなんですよねー。
いずれ自分の身にもふりかかってくることなので、その原因を自分なりに考えるのは、とても大事なことなのです。
これって、何をするにもあてはまることです。
『相手の身になって考える』
芸術活動というのは、基本的に、芸術家の心の深いところから、沸き上がってくる衝動からスタートします。
でも、それをつきつめていくと、誰のために作品をつくるのかというところに、いきつくと思います。
見てくれる相手。
表現活動の先にある、つながるべき存在。
その人たちと、いかにつながっているかが肝心なのです。
つまりこれって、『相手のことを考えることが、つまり自分のことを考える』ということにつながるんですね。

夜は、東京コメディストアJの、S1グランプリの七回戦を見に行きました。
原宿のクロコダイルというライブハウスで、毎月第4日曜にショーが行われてます。
インプロプレイヤーたちが、自分たちの即興芝居を競いあうのですが、僕は、このショーで審査員の一人をやっています。
だめだめなシーンが生まれるときもあれば、一生忘れないというような素晴らしいシーンが生まれるときもあります。
そのどちらも、面白いのが、即興パフォーマンスのいいところです。
『失敗しても、その失敗さえも、面白い』『だから、広い意味で失敗というものはない』
それが即興芝居のいいところです。
たしかに悲惨なシーンもよくあります。
それの原因の多くは、プレーヤー同志が、うまくつながりあっていないときにおこります。
観客とつながっていない。
プレーヤー同志がつながっていない。
それで、面白いシーンができるわけがないのです。
深い意味を感じます。
昨夜のショーでは、後半にすばらしいシーンが続出しました。
たぶん一生忘れないような、傑作シーンも一つ生まれました。
そう、まさに、その場で生まれるのです。
観客は、作品が生まれる瞬間を、同時に体験できるわけです。
観客自身も、プレーヤーと一緒に作品をつくっているともいえます。
実に面白いパフォーマンス芸術だと僕は思います。
10月17日からの、鳥栖でのワークショップで、その一端を鳥栖近郊の人たちにも、体感していただくつもりです。
ぜひ応募してくださいねー。
写真は、昨夜の最高ポイントを獲得した渡猛くんが、表彰されてるところです。
さまざまな表現活動が、世界中でなされている。
こういうブログも、表現の一つに入る。
われわれ人間は、表現することで、誰かとつながらずにはいられないのだろう。
昨日は、昼は演劇、夜はインプロのショーを見た。
GACHA7 プロデュース公演『コンソール』
来年の4月に、僕がプロデュースする演劇の公演を予定しているのだが、それに出演する田中優樹が出演しているので見に行った。
つぶれかけたライブハウスの店長が、別れた女房からライブハウスを取り上げられそうになっている。今夜のステージで、100人以上お客を入れなければならなくなる。それがライブハウスを続ける条件。
寄せ集めの30歳ばかりのメンバーで、ライブをやることになる。
はたして観客はあつまるのか!? そして彼らの人生には、まだ続きがあるのか……
そういう感じのストーリー。
笑いあり、楽器の演奏ありで、サービスたっぷりのお芝居。
出演者たちもがんばっているのだが、なにかが足りない感じ。
それが何かをここで書いていたら、すごく長くなってしまうので、省略します。
まぁ、お客としての僕は、なかなか満足しない、わがままな客です。
ちょっと退屈したり、役者がへんなことをすると、すぐにモジモジしはじめます。
本当にお客さんを満足させるのって、大変なことなんですよねー。
いずれ自分の身にもふりかかってくることなので、その原因を自分なりに考えるのは、とても大事なことなのです。
これって、何をするにもあてはまることです。
『相手の身になって考える』
芸術活動というのは、基本的に、芸術家の心の深いところから、沸き上がってくる衝動からスタートします。
でも、それをつきつめていくと、誰のために作品をつくるのかというところに、いきつくと思います。
見てくれる相手。
表現活動の先にある、つながるべき存在。
その人たちと、いかにつながっているかが肝心なのです。
つまりこれって、『相手のことを考えることが、つまり自分のことを考える』ということにつながるんですね。

夜は、東京コメディストアJの、S1グランプリの七回戦を見に行きました。
原宿のクロコダイルというライブハウスで、毎月第4日曜にショーが行われてます。
インプロプレイヤーたちが、自分たちの即興芝居を競いあうのですが、僕は、このショーで審査員の一人をやっています。
だめだめなシーンが生まれるときもあれば、一生忘れないというような素晴らしいシーンが生まれるときもあります。
そのどちらも、面白いのが、即興パフォーマンスのいいところです。
『失敗しても、その失敗さえも、面白い』『だから、広い意味で失敗というものはない』
それが即興芝居のいいところです。
たしかに悲惨なシーンもよくあります。
それの原因の多くは、プレーヤー同志が、うまくつながりあっていないときにおこります。
観客とつながっていない。
プレーヤー同志がつながっていない。
それで、面白いシーンができるわけがないのです。
深い意味を感じます。
昨夜のショーでは、後半にすばらしいシーンが続出しました。
たぶん一生忘れないような、傑作シーンも一つ生まれました。
そう、まさに、その場で生まれるのです。
観客は、作品が生まれる瞬間を、同時に体験できるわけです。
観客自身も、プレーヤーと一緒に作品をつくっているともいえます。
実に面白いパフォーマンス芸術だと僕は思います。
10月17日からの、鳥栖でのワークショップで、その一端を鳥栖近郊の人たちにも、体感していただくつもりです。
ぜひ応募してくださいねー。
写真は、昨夜の最高ポイントを獲得した渡猛くんが、表彰されてるところです。
2008年09月23日
おおすめ本ベスト10

来月は、17日(金)から19日(日)に鳥栖での演劇ワークショップがあり、25日には佐賀市で『読書フェスティバルin SAGA』で講演をすることになっています。
二週連続で佐賀に帰ります。
お時間があったら、ぜひぜひ参加していただきたいです。
読書フェスティバルのコーディネイターの方から、子ども向けお薦め本ベスト10を選んで欲しいと言われたので、思いつくままに十冊を選びました。
○おすすめ本ベスト10
1、『風はおまえをわすれない』(森忠明・文研出版)
2、『怪盗ルパンシリーズ』(ルブラン)
3、『夏への扉』(ハインライン・ハヤカワSF文庫)
4、『コンティキ号漂流記』(ヘイエルダール・筑摩書房)
5、手塚治虫全集(講談社)
6、浦安鉄筋家族シリーズ(秋田書店)
7、要約すると(S・モーム・文春文庫)
8、七瀬ふたたび(筒井康隆・角川文庫)
9、銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
10、ティラノ(園田英樹・角川スニーカー文庫)
5と6は、漫画です。10は、いちおう入れておきました。(すみません)
他にもいっぱいお薦めしたい本はあるのですが、ふと頭に浮かんだり、思い出がある本を選びました。
これらの本に関するコメントは、またいずれ書いてみたいと思います。
今日は、ちょっと頭痛がするので、ここまでにします。
やはり徹夜は体にこたえるようになってしまいました。(歳ですねー)
みなさん、体には気をつけましょう。
写真は散歩の途中で出逢ったサイクリストたち。
元気そうでした。
2008年09月22日
バースデイ記念写真

今日は、誕生日だった。
気がついたら、こんな歳になっていた。
で、昨日から何をしていたかというと、ほぼ徹夜で仕事していた。
ソファで二時間ほど横になっただけだ。
それでも、仕事は完成していない。
本当は、完成していなければならなかったのが、できなかったのには理由がある。
客が来ていたからだ。
昨夜は、親父(78歳)が、おれの東京の仕事場に現れたのだ。
親父を泊めないわけにはいかない。
おれの仕事の邪魔にならないように気をつかってくれていたが、気にならないと言ったら嘘になる。
いや、めちゃくちゃ気になって仕事どころではなかった。
でも、楽しかった。
この歳になると、親父と二人きりで話をする機会など、そうあるものではない。
だからよかったと言えば、よかったのだ。
こういう時に聞いとかなければならない話しもある。
親父の若かった頃のはなしとか、先祖の話などを聞いた。
あらためて自分の親が老けたことを見て、自分も歳を取ったのだなぁと実感した。
逆も同じだろう。
父親も、息子が老けたのを見て、自分の歳を感じるのだろうなぁ。
早朝、二人で散歩した。
いい記念になった。

この写真は、公園のはっぱについていた虫。
もうすっかり秋の風だ。
ふと気づくと、携帯に誕生祝いのメールが入っている。
気にしてくれる人がいるのは、いくつになってもうれしいものだ。
2008年09月20日
訃報・市川準監督
市川準監督が亡くなりました。
今朝のスポーツ新聞で知りました。
接点はまったくなかったけど、彼の作品は、たくさん見てます。
名作が何本もあります。
若手の監督とかにも、多大なる影響を与えた監督さんでした。
新聞記事では、新作の編集後に倒れたと書いてありました。
働き盛りの脳出血。
やはり無理をなさってたんでしょうか……
ご冥福を祈ります。

やはり、知り合いのプロデューサーが、同じ病で倒れたことがあります。
みんな働き過ぎなんでしょうか。
僕も、そろそろいつそういうことになってもおかしくない年齢になってきました。
健康には気をつけなければと思います。
人間ドックとかに入って検査することを、家族にもすすめられるのですが、いつも忙しさにかまけて行ってませんでした。
今年は行こうかな。
先日、うちの父方の祖母の33回忌でした。
一緒に、祖父の50回忌もやりました。(やり忘れてたらしい。本来なら、63回忌?)
ふつうは、そんなところまでやれるのは珍しいとのこと。
ようするに、二人とも、若くして亡くなったということ。
祖母は六十代。祖父は、四十代で亡くなってます。
寿命と言ってしまえば、それまでですが、二人とも短命でした。
僕もこの歳になって思うのですが、長生きできる人は、長生きしたほうがいい。
できるだけ。
そう思います。
今朝のスポーツ新聞で知りました。
接点はまったくなかったけど、彼の作品は、たくさん見てます。
名作が何本もあります。
若手の監督とかにも、多大なる影響を与えた監督さんでした。
新聞記事では、新作の編集後に倒れたと書いてありました。
働き盛りの脳出血。
やはり無理をなさってたんでしょうか……
ご冥福を祈ります。

やはり、知り合いのプロデューサーが、同じ病で倒れたことがあります。
みんな働き過ぎなんでしょうか。
僕も、そろそろいつそういうことになってもおかしくない年齢になってきました。
健康には気をつけなければと思います。
人間ドックとかに入って検査することを、家族にもすすめられるのですが、いつも忙しさにかまけて行ってませんでした。
今年は行こうかな。
先日、うちの父方の祖母の33回忌でした。
一緒に、祖父の50回忌もやりました。(やり忘れてたらしい。本来なら、63回忌?)
ふつうは、そんなところまでやれるのは珍しいとのこと。
ようするに、二人とも、若くして亡くなったということ。
祖母は六十代。祖父は、四十代で亡くなってます。
寿命と言ってしまえば、それまでですが、二人とも短命でした。
僕もこの歳になって思うのですが、長生きできる人は、長生きしたほうがいい。
できるだけ。
そう思います。
2008年09月17日
夏のなごり

夏のなごりです。
代々木公園も、秋の装いをはじめてますが、まだすみっこで夏がうろうろしています。
でも、もうあと数日ですね。彼がここらにいてくれるのも。

草原に、なぜか花嫁が立っていました。
不思議です。

そして、やっぱり秋です。
もうどんぐりがいっぱい落ちてます。
収穫したい気分になります。

いちはやく手に入れました。
プラチナです。
うらやましいでしょう。
2008年09月15日
陸軍中野学校と好きだ、
仕事で追いつめられると、やたらと掃除をしたくなったり、映画を見たくなったりします。
本能のままに、ビデオ屋で何本かのDVDを借りてきて、一気に見てしまいました。
『陸軍中野学校』『陸軍中野学校・雲一号指令』『好きだ、』

『陸軍中野学校』は、昭和の大スターの一人、市川雷蔵の主演作。(制作は1966年)
太平洋戦争になだれこむ寸前の日本で、スパイとして育てられた男の悲劇を描いたもの。
ついつい制作者や脚本家サイドの視点で見てしまうんですけど、難しい素材だったと思います。
日本が当事者だった戦争という悪を描かずには通れないものですからね。
悲劇に巻きこまれる人間たちを描きながら、なおかつ映画として面白くしなければならない。
しかも主演は、大スターなわけで、彼を最も輝かせなければならない。
そんな難しいテーマに挑んだ脚本家や監督を讃えたいです。
市川雷蔵は、この作品でもクールで美しい。さすがスターの貫祿。
よくできた作品です。
監督は、増村保造。(女性を美しく描くことにかけては凄腕の監督)
脚本は、星川清司。
『雲一号指令』は、『陸軍中野学校』の続編。監督、森一生。脚本は長谷川公之。
この頃の、日本映画はシリーズ物が多かったんですね。
実際の陸軍中野学校の存在を、僕が知ったのは、中学生の時でした。
国語の教員だった○石先生が、あるときポロリと僕に言ったのです。
「おれは、昔、スパイで、中国に入っていたんだ」と。
彼はまちがいなく、この陸軍中野学校の出身だったはずです。
僕が中学生だったのは、昭和四十年代。
太平洋戦争が終わって二十年以上が経っていた。
しかし、フィリピンでゲリラ戦をつづけていた小野田寛夫さんが投降したのは、戦後三十年以上も経ってからだった。
小野田さんは、やはりこの陸軍中野学校の二俣分校の出身で、ゲリラ戦の訓練を受け、命令が下るまで戦い続けろと指令を受けていたのだ。
当時のスパイ教育の徹底ぶりに驚いたものでした。
昭和の歴史の一つとして、陸軍中野学校は、もっと取り上げられてもいいテーマかもしれません。

『好きだ、』は、2005年に公開された青春映画。
いま、篤姫の主演で大活躍の宮﨑あおいと、瑛太が出ています。
脚本・監督は石川寛。
17歳の時代と、34歳の今。
17年の時を経た、二人の男女が描かれます。
17歳が、宮﨑あおいで、34歳が、永作ひろみ。
別人なんだけど、なんだか二人は良く似ています。
同一人物なんだと、すっと思えました。
この映画、ちょっと独特の撮り方をしています。
うまいのかへたなのかわからない撮り方です。
ストーリーも、淡々としていて、あまり特別なことが起きたりしません。
見始めて5分で、『ちょっと退屈な脚本だなぁ、早回しで見ようかな』と思いました。
リモコンを手にかけた僕の手を止めたのは、俳優さんたちの演技でした。
『えっ、これって即興でやってるのか……』
おそらく俳優に、キャラクターと状況をあたえて、あとはその場で即興の演技をやってもらい、それをカメラでとらえるという撮影方法をしているのだということに気づきました。
とたんにこの映画への興味がわきました。
ただリアルなだけでは、面白くなりません。
リアルでいて、ちゃんと感情が揺れ動く場面を切り取ることができなければならないのです。
俳優にとっては、スリリングなチャレンジだったと思います。
撮影のその瞬間に、リアルな感情を生み出さなければならないわけですから。
俳優たちのみずみずしい演技を堪能できました。
そして映画の記録性という意味において、その時にしか存在しないもの(役者の肉体、感情)をとらえようとする監督の意図は、ちゃんと伝わってきました。
僕たちも、いま生きている、この現実の瞬間を大事にしていかねばね。
本能のままに、ビデオ屋で何本かのDVDを借りてきて、一気に見てしまいました。
『陸軍中野学校』『陸軍中野学校・雲一号指令』『好きだ、』

『陸軍中野学校』は、昭和の大スターの一人、市川雷蔵の主演作。(制作は1966年)
太平洋戦争になだれこむ寸前の日本で、スパイとして育てられた男の悲劇を描いたもの。
ついつい制作者や脚本家サイドの視点で見てしまうんですけど、難しい素材だったと思います。
日本が当事者だった戦争という悪を描かずには通れないものですからね。
悲劇に巻きこまれる人間たちを描きながら、なおかつ映画として面白くしなければならない。
しかも主演は、大スターなわけで、彼を最も輝かせなければならない。
そんな難しいテーマに挑んだ脚本家や監督を讃えたいです。
市川雷蔵は、この作品でもクールで美しい。さすがスターの貫祿。
よくできた作品です。
監督は、増村保造。(女性を美しく描くことにかけては凄腕の監督)
脚本は、星川清司。
『雲一号指令』は、『陸軍中野学校』の続編。監督、森一生。脚本は長谷川公之。
この頃の、日本映画はシリーズ物が多かったんですね。
実際の陸軍中野学校の存在を、僕が知ったのは、中学生の時でした。
国語の教員だった○石先生が、あるときポロリと僕に言ったのです。
「おれは、昔、スパイで、中国に入っていたんだ」と。
彼はまちがいなく、この陸軍中野学校の出身だったはずです。
僕が中学生だったのは、昭和四十年代。
太平洋戦争が終わって二十年以上が経っていた。
しかし、フィリピンでゲリラ戦をつづけていた小野田寛夫さんが投降したのは、戦後三十年以上も経ってからだった。
小野田さんは、やはりこの陸軍中野学校の二俣分校の出身で、ゲリラ戦の訓練を受け、命令が下るまで戦い続けろと指令を受けていたのだ。
当時のスパイ教育の徹底ぶりに驚いたものでした。
昭和の歴史の一つとして、陸軍中野学校は、もっと取り上げられてもいいテーマかもしれません。

『好きだ、』は、2005年に公開された青春映画。
いま、篤姫の主演で大活躍の宮﨑あおいと、瑛太が出ています。
脚本・監督は石川寛。
17歳の時代と、34歳の今。
17年の時を経た、二人の男女が描かれます。
17歳が、宮﨑あおいで、34歳が、永作ひろみ。
別人なんだけど、なんだか二人は良く似ています。
同一人物なんだと、すっと思えました。
この映画、ちょっと独特の撮り方をしています。
うまいのかへたなのかわからない撮り方です。
ストーリーも、淡々としていて、あまり特別なことが起きたりしません。
見始めて5分で、『ちょっと退屈な脚本だなぁ、早回しで見ようかな』と思いました。
リモコンを手にかけた僕の手を止めたのは、俳優さんたちの演技でした。
『えっ、これって即興でやってるのか……』
おそらく俳優に、キャラクターと状況をあたえて、あとはその場で即興の演技をやってもらい、それをカメラでとらえるという撮影方法をしているのだということに気づきました。
とたんにこの映画への興味がわきました。
ただリアルなだけでは、面白くなりません。
リアルでいて、ちゃんと感情が揺れ動く場面を切り取ることができなければならないのです。
俳優にとっては、スリリングなチャレンジだったと思います。
撮影のその瞬間に、リアルな感情を生み出さなければならないわけですから。
俳優たちのみずみずしい演技を堪能できました。
そして映画の記録性という意味において、その時にしか存在しないもの(役者の肉体、感情)をとらえようとする監督の意図は、ちゃんと伝わってきました。
僕たちも、いま生きている、この現実の瞬間を大事にしていかねばね。
2008年09月08日
地域のミュージカル
教え子の一人が出演している、ミュージカルの舞台を見に行ってきた。
横浜市鶴見区の区民ミュージカルだ。
『街角の詩』
構成・演出、小川新次。脚本、宮野慎太郎。

小学一年生から、六十過ぎの大人まで、総勢五十人以上の人たちが舞台に立って歌ってた。
(基本は、小学生から高校生までの子供たちですけど。)
大きなホールが満員で、すごく盛況でした。
横浜の区民ミュージカルは、11団体もあるらしい。
鳥栖市にも市民ミュージカル団体があるし、全国的に、こういう地域のミュージカルというのは相当増えているのではないかと思う。
地域の演劇やミュージカルに対する取り組みというのは、すごく意味があることだと、僕は思っている。
特に子供たちにとっては。
今の子供たちは、地域から切り離される環境にある。
毎日、学校と塾と家が彼らの生活する場所であり、地域の人や、年代の違う人たちと触れ合う機会は、すごく減っている。
とうぜん彼らが社会を体感して学ぶ場所も減っている。
子供たちのコミュニケーション能力が落ちてきたのは、そういう時代背景も理由の一つだろう。
人間は、多くの人のなかで育ってこそ成長できるのだ。
今の子供たちには、他人と触れ合う環境が減っている。それは間違いない。
僕が近所の子供に、気楽に声をかけようものなら、変質者か不審者扱いされてしまいかねないのが、この現代なのだ。
地域のミュージカルや、地域のクラブスポーツなどは、子供たちに社会性を学ばせる、いい場所になっているのではないかと思う。
そこでの人とのつながりや、年代を超えた友情などを彼らが感じることで、すこやかな精神性が育てられていく。
舞台で歌い踊る子供たちを見ながら、そんなことを考えていた。
帰りにチケットに印字されていた番号でプレゼントの抽選があったのですが、僕は見事当選!
今までの鶴見区民ミュージカルの楽曲をCD化したものをいただきました。
地域の子供たちが、みんなで唄える歌があるって、ステキなことです。
横浜市鶴見区の区民ミュージカルだ。
『街角の詩』
構成・演出、小川新次。脚本、宮野慎太郎。

小学一年生から、六十過ぎの大人まで、総勢五十人以上の人たちが舞台に立って歌ってた。
(基本は、小学生から高校生までの子供たちですけど。)
大きなホールが満員で、すごく盛況でした。
横浜の区民ミュージカルは、11団体もあるらしい。
鳥栖市にも市民ミュージカル団体があるし、全国的に、こういう地域のミュージカルというのは相当増えているのではないかと思う。
地域の演劇やミュージカルに対する取り組みというのは、すごく意味があることだと、僕は思っている。
特に子供たちにとっては。
今の子供たちは、地域から切り離される環境にある。
毎日、学校と塾と家が彼らの生活する場所であり、地域の人や、年代の違う人たちと触れ合う機会は、すごく減っている。
とうぜん彼らが社会を体感して学ぶ場所も減っている。
子供たちのコミュニケーション能力が落ちてきたのは、そういう時代背景も理由の一つだろう。
人間は、多くの人のなかで育ってこそ成長できるのだ。
今の子供たちには、他人と触れ合う環境が減っている。それは間違いない。
僕が近所の子供に、気楽に声をかけようものなら、変質者か不審者扱いされてしまいかねないのが、この現代なのだ。
地域のミュージカルや、地域のクラブスポーツなどは、子供たちに社会性を学ばせる、いい場所になっているのではないかと思う。
そこでの人とのつながりや、年代を超えた友情などを彼らが感じることで、すこやかな精神性が育てられていく。
舞台で歌い踊る子供たちを見ながら、そんなことを考えていた。
帰りにチケットに印字されていた番号でプレゼントの抽選があったのですが、僕は見事当選!
今までの鶴見区民ミュージカルの楽曲をCD化したものをいただきました。
地域の子供たちが、みんなで唄える歌があるって、ステキなことです。
2008年09月04日
小学館ノンフィクション大賞
小川善照さんおめでとう

おととい、小学館ノンフィクション大賞の授賞式がありました。
なぜ僕がそんなところに出かけていったかというと、鳥栖出身のフリーライター、小川善照さんが、優秀賞を受賞したからです。
受賞作は、大阪でおきた姉妹殺人事件の犯人の真実を、七年もの取材をかけてとらえたという力作です。
受賞作は年明けに、出版されるそうです。
授賞式では、被害者の方に配慮して、慎重に感謝の気持ちを述べていたのが印象的でした。
しかし、彼の時間をかけた労作が、認められたということが、僕はうれしくてしかたありませんでした。
この小川さん、いや、小川君と呼ばせてもらいます。
小川君と僕とは、彼が高校生のときからのつきあいです。
彼と出逢ったのは、22年前の夏でした。
お盆休みで帰省していた僕は、弟が野球部のコーチをしている鳥栖高校のグランドに、野球の練習を見に行ってました。
そのグランドのすみで、8ミリ映画の撮影をしている高校生たちがいました。
映画研究部の生徒たちです。
そこで監督をしていたのが、この小川君でした。
彼が撮影していたのは、高校生の自殺をテーマにしたドラマした。ストーリーとしては、それほど良いとは思えなかったのですが、ヒロイン役の少女が、すばらしく魅力的だったのです。
僕は彼に言いました。
「鳥栖高校で一番かわいい女の子をヒロインに口説きおとせた君は、監督して才能があるよ。ぜひ受験で東京に来るときは遠慮なく、僕のところに来てもいいから」
僕としては、多少社交辞令もはいっていたと思います。
まさか、僕の家を訪ねてくるとは思っていませんでした。
ところが、その冬、彼は本当に僕の部屋を訪ねて来たのです。
そして大学受験のために、そのまま一週間泊まってしまいました。
彼の飄々としたキャラクターと、人との間に壁をつくらない人間性は、すばらしく面白いと思いました。
このとき残念ながら大学受験には全敗してしまったのは、僕の家に泊まったせいもあるかもしれません。
だって受験どこふく風で、ライブを見に行ったりして、まったく受験生ぽくなかったんですもの。
翌々年、見事大学に合格して、状況してきた彼は、当時劇団を立ち上げたばかりだった僕の劇団に加わりました。
ずっと映画を撮りたかった彼は、劇団の記録映像をほとんど手がけてくれています。
そんな彼がジャーナリストになり、こうしてノンフィクション大賞優秀賞をもらうようになるのだから、人生は本当に面白いです。
授賞式で一番喜んでいたのは、彼のお母さんと弟さん(鳥栖市役所勤務)でしょう。その次に、喜んでいたのは、たぶん僕だろうと思います。
本当によかったね、小川君!
本が出版されたら、きっと鳥栖市ではベストセラー間違いなしだよ。
いやきっとこの本は、日本中の話題になることでしょう。
そうなるように宣伝しなきゃね。

おととい、小学館ノンフィクション大賞の授賞式がありました。
なぜ僕がそんなところに出かけていったかというと、鳥栖出身のフリーライター、小川善照さんが、優秀賞を受賞したからです。
受賞作は、大阪でおきた姉妹殺人事件の犯人の真実を、七年もの取材をかけてとらえたという力作です。
受賞作は年明けに、出版されるそうです。
授賞式では、被害者の方に配慮して、慎重に感謝の気持ちを述べていたのが印象的でした。
しかし、彼の時間をかけた労作が、認められたということが、僕はうれしくてしかたありませんでした。
この小川さん、いや、小川君と呼ばせてもらいます。
小川君と僕とは、彼が高校生のときからのつきあいです。
彼と出逢ったのは、22年前の夏でした。
お盆休みで帰省していた僕は、弟が野球部のコーチをしている鳥栖高校のグランドに、野球の練習を見に行ってました。
そのグランドのすみで、8ミリ映画の撮影をしている高校生たちがいました。
映画研究部の生徒たちです。
そこで監督をしていたのが、この小川君でした。
彼が撮影していたのは、高校生の自殺をテーマにしたドラマした。ストーリーとしては、それほど良いとは思えなかったのですが、ヒロイン役の少女が、すばらしく魅力的だったのです。
僕は彼に言いました。
「鳥栖高校で一番かわいい女の子をヒロインに口説きおとせた君は、監督して才能があるよ。ぜひ受験で東京に来るときは遠慮なく、僕のところに来てもいいから」
僕としては、多少社交辞令もはいっていたと思います。
まさか、僕の家を訪ねてくるとは思っていませんでした。
ところが、その冬、彼は本当に僕の部屋を訪ねて来たのです。
そして大学受験のために、そのまま一週間泊まってしまいました。
彼の飄々としたキャラクターと、人との間に壁をつくらない人間性は、すばらしく面白いと思いました。
このとき残念ながら大学受験には全敗してしまったのは、僕の家に泊まったせいもあるかもしれません。
だって受験どこふく風で、ライブを見に行ったりして、まったく受験生ぽくなかったんですもの。
翌々年、見事大学に合格して、状況してきた彼は、当時劇団を立ち上げたばかりだった僕の劇団に加わりました。
ずっと映画を撮りたかった彼は、劇団の記録映像をほとんど手がけてくれています。
そんな彼がジャーナリストになり、こうしてノンフィクション大賞優秀賞をもらうようになるのだから、人生は本当に面白いです。
授賞式で一番喜んでいたのは、彼のお母さんと弟さん(鳥栖市役所勤務)でしょう。その次に、喜んでいたのは、たぶん僕だろうと思います。
本当によかったね、小川君!
本が出版されたら、きっと鳥栖市ではベストセラー間違いなしだよ。
いやきっとこの本は、日本中の話題になることでしょう。
そうなるように宣伝しなきゃね。
2008年09月01日
帰国しました。
無事に帰国しました。
今回のギリシアの旅は、すごくハードだったんですけど、きっと実り多いものになってくれるでしょう。
写真とか、エピソードとか、また機会があったらアップしますので、見てやってください。
あたらしく持っていったラップトップをまだ使いこなしてなくて、写真とかがアップできずに残念でした。
いま、肉体的には体がガチガチですが、じょじょに復活していくと思います。
まずは散歩から、リハビリトレーニングを再開するつもりです。
まるで入院してた人みたいですね。
でも、そんな状態です。
一週間、日本のテレビを見ていなかったんですが、おかげでテレビ中毒が少し治った気がしてました。
家にいると、テレビに時間を取られてしまっているような気になることがあります。
用もないのに、テレビをながめて、ザッピングしていたりします。
大事な自分の時間を、それでかなりロスしています。
しかし、やっぱり家につくなり、僕はテレビをつけてしまってました。
そこに映ったのは、演出過剰な募金バラエティ番組。
けっきょく、録画していたドラマを見てしまいました。
まだまだテレビ(ドラマ)中毒は治りそうにありません。
仕事場には、テレビはおかないようにしようかと考え中です。
今回のギリシアの旅は、すごくハードだったんですけど、きっと実り多いものになってくれるでしょう。
写真とか、エピソードとか、また機会があったらアップしますので、見てやってください。
あたらしく持っていったラップトップをまだ使いこなしてなくて、写真とかがアップできずに残念でした。
いま、肉体的には体がガチガチですが、じょじょに復活していくと思います。
まずは散歩から、リハビリトレーニングを再開するつもりです。
まるで入院してた人みたいですね。
でも、そんな状態です。
一週間、日本のテレビを見ていなかったんですが、おかげでテレビ中毒が少し治った気がしてました。
家にいると、テレビに時間を取られてしまっているような気になることがあります。
用もないのに、テレビをながめて、ザッピングしていたりします。
大事な自分の時間を、それでかなりロスしています。
しかし、やっぱり家につくなり、僕はテレビをつけてしまってました。
そこに映ったのは、演出過剰な募金バラエティ番組。
けっきょく、録画していたドラマを見てしまいました。
まだまだテレビ(ドラマ)中毒は治りそうにありません。
仕事場には、テレビはおかないようにしようかと考え中です。

