2014年08月29日

戯曲の楽しみ方

昨日見た井上ひさしの芝居『兄おとうと』の台本をキンドルでダウンロードして読んでいます。
欲しい本が一瞬で手に入る時代が来るとは。便利です。
芝居の記憶がなくならないうちに脚本読んで脳内再生してると、作家の意図がより理解できます。台本を書いていたときの井上ひさしの息づかいまで伝わってくる気さえします。
ときどき記憶とのずれがあるのは、上演に際して台本の修正がなされているからと思われます。
出版されている戯曲と、上演台本が違うのはよくあることですからね。
見た芝居の台本を検証するのは、作家のトレーニングとしても、効果的なのではと思います。
なぜ作家が、このシーンにしたのか、なぜこのセリフを書いたのか。
そういうことを想像しながら戯曲を読むと、本当に面白いです。



Posted by 名誉館長 園田英樹 at 07:57 | Comments(0)
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