2008年04月27日

ヒーローズとキングダム

DVDで、『ヒーローズ』を一気に見てしまいました。
これはアメリカのテレビドラマシリーズで、ファーストシーズン23話です。
日本人の俳優マシ・オカが、メインキャラクターとして活躍している、超能力アクション物という噂は、一年ほど前から聞いていたのですが、ここにきてDVDがレンタルショップに並ぶようになって、日本でもブレイクした感じですね。

このドラマ、アメコミや日本の漫画アニメなどの影響をたっぷり受けて作られたもの。
アクションの刺激もたっぷりで、とにかく次ぎに何がおきるのか、期待をもたせてひっぱっていきます。
こういうの、本当にうまいです。

作り手側が、楽しんで作っているのがわかります。
これがやっぱり基本ですよね。
作り手が楽しんでなきゃ、見る側が楽しめるわけないですもの。

遊ぶこと。
心から楽しむこと。
これが、表現をするときには、もっとも大事なことなんです。

つづいて、『キングダム』も見てしまいました。

これは、サウジアラビアで起きた自爆テロを操作する、FBI捜査官を描いた映画です。
俳優もやっている、ピーター・バークが監督。
主演はジェイミー・フォックス。
手持ちカメラを多用した、迫力の映像が、複雑な世界を切り取って見せてくれてます。

民族と宗教、それによる世界の葛藤。
暴力の連鎖と、それがどうやったら止められるのか。
現代においては、避けては通れない問題です。
映画を見たからといって、何も変わりはしないんだけど、何かを考えるきっかけにはなります。

ヒーローズも、キングダムも、制作者の心のどこかには、あの悲惨な事件の記憶が張りついているんです。
映画やドラマを見ながら、そんなことを考えてました。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 18:32 | Comments(3) | 映画

2008年04月23日

新緑

新緑が見事です。
歩いていて、目に飛びこんでくる緑の美しさに、思わず足をとめてしまいます。
本当に、いい季節ですねー。

こんなに散歩ばっかりしてると、遊んでると思われそうですが、そうじゃないんです。
歩きながら、仕事してるんです。
いろいろ考えるのが、脚本家の仕事ですから。
歩いていると、ふといいアイディアやストーリーがが浮かんでくるんです。
浮かんでこなかったら、浮かんでくるまで、ひたすら歩きつづけます。

今は、そういう時期。
季節がよくて、よかったなぁ。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 19:30 | Comments(2) | 散歩

2008年04月22日

レベルファイブスタ

先日の土曜日は、今月二つ目の法事でした。
それで鳥栖に戻ってたんですけど、翌日の日曜日に、サガン対アビスパの試合があるのを知りました。
そりゃあ、行かなきゃですねー。

レベルファイブスタジアム、はじめて行ってきました。
ここも素晴らしいスタジアムですね。
アウェイのスタジアムに、二千人ものサガンサポーターが入っている姿に、感動しました。
J1の雰囲気を感じました。
試合の結果は、残念でしたけどね。

そしてスタジアムのネーミングライツを取ったのが、福岡にあるゲームソフトの制作会社であることを知って驚きました。
福岡には、優秀なゲーム制作会社がいくつかあるんですよね。
素晴らしいです。

これから地方を活性化させるのは、サガンやアビスパのようなプロサッカーチームや、知的生産物をつくるソフトの会社など、人的資産を生み出すものだと思います。

図書館は、そういう人的資産を生み出すために、もっとも貢献するべき場所ですね。
未来の人材を生み出すために、図書館の役割はもっともっと大きくなっていくでしょう。
僕も、少しでも力になれたらなって思います。

次こそは、ベストアメニティスタジアムで、サガンが一矢むくいてくれることを祈ります。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 15:53 | Comments(2) | 散歩

2008年04月18日

童話作家森さん

東北の旅の思い出は、またの機会に書かせていただきます。
すみません。
面白いことが、たくさんありすぎて……

帰ってきてすぐに、童話の師匠である、森忠明さんを五日市市の自宅に訪ねました。
三沢の寺山修司記念館で買ってきたお土産をとどけるために。
森さんは、寺山さんが主宰していた、劇団天井桟敷の初期のメンバーです。
僕が寺山さんを、すごく身近に感じるようになったのは、この森さんのおかげでした。

奥多摩は、桜が都心よりは、二週間ほど遅く咲いていました。
すばらしいところです。
樹齢四百年ともいわれている桜の大木の前に立つ森さんです。

森さんに、五日市をいろいろ案内していただきました。
これは広徳寺のたらようです。
寺を訪れた人たちが、願い事をこのたらようの葉の裏に書きつけています。
こんなの始めてみました。


五日市からさらに奥に登り、桧原村(ひのはらむら)に連れて行ってもらいました。
東京とは思えない、すばらしい田舎です。
桜と新緑がまじりあい、すばらしい春を見せてくれています。
一年のうちでも、もっともいい春を、僕は見た気がしまた。

こんな滝もあります。
童話作家の森さんは、すばらしい自然のなかで、読書と昼寝の日々をおくっています。(失礼ですねー。笑)
次は、どんな作品を書いてくれるのか、本当に待ちどおしいです。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:12 | Comments(0) | 散歩

2008年04月15日

帰りました

東北の旅から帰って来ました。
天気には恵まれませんでしたが、いろいろ触発されるいい旅でした。
書くことがたくさんあり過ぎて、まとまってません。
東北の最後は花巻で、宮沢賢治にゆかりの場所を見たり、記念館に行ったりしました。
東京に戻るなり、奥多摩に住んでいる童話作家の森忠明さんを訪ねて寺山修司記念館のお土産を渡して来ました。
奥多摩はちょうど桜が満開で、素晴らしい景色でした。
いい旅の締めくくりになりました。

旅で考えたことなど、またおいおい書いていきますね。
そのだひでき〓
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 16:10 | Comments(2)

2008年04月11日

東北の旅

突然ですが、東北地方を旅行しています。
今日で三泊目です。
仙台から三沢に入り、寺山修司記念館に行きました。
寺山さんは青森のヒーローですね。
青森県立美術館では企画展示で寺山修司展をやってました。
寺山さんの膨大な作品に触れて、おおいに触発されました。

さながら寺山修司に出会う旅になりました。
今日は津軽を五能線で堪能してます。
素晴らしい夕日を見ました。
そのだひでき〓
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 19:57 | Comments(0)

2008年04月10日

これも散歩か!?

春の桜が北上しているので、僕も、ちょいと北上してみることにしました。
スケジュールが空いたので、この隙に、脳味噌のストレッチです。
旅に出ました。

というわけで、いま、仙台に来てます。
仙台は二回目。
大都会。
楽天イーグルスも、ブランメル仙台もあります。
さすが北の玄関と言われる町ですね。

さっそく牛タンラーメンの店に飛び込みました。
塩味のさっぱりしたスープに、牛タンの味がにじみだして、なかなか良かったです。

さあて、今日は、どう動こうか。
気分は、プチ芭蕉です。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 08:09 | Comments(2) | 散歩

2008年04月07日

トマト麺記念日

トマト麺を食べました。
トマト味のラーメンです。
これは僕も初体験。まさにイタリアンとラーメンの合体。
なかなかおいしかったです。
先日、友人が出演している舞台を見に、大塚に行ったのですが、少し早くついたので、町を散歩していて、このトマト麺の店を発見しました。
トマトは、いろいろ体にいいそうです。

ゆっくり食べてから、劇場に向かったのですが、なんと芝居は一時間前に始まっていたのでした。
なんとチラシの見間違い。僕は、開演時間をまちがっていたわけです。
しかたがないので、芝居の残りの時間40分を、最後列で立ち見しました。
それでも、だいたいのストーリーはわかりましたけど……

そんなわけで、ちょっとダメージを受けてしまいました。
本当は、久しぶりにあった友人と飲みかわしたかったのですが、風邪がまだまだ全快といかず、喉が痛いのでそうそうに引き上げました。

そのとき友人と話をしていて気がついたのでが、僕の劇団、帰燕風人舎は、今年が旗揚げ20周年でした。
ここ数年、公演活動を休止して、個人活動ばかりをしていたのですが、20周年となると、感慨もひとしおです。
なにかやったほうがいいかなぁ、なんて考えはじめました。

『トマト記念日』、なんて本がありましたよね……?
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:12 | Comments(2) | 散歩

2008年04月05日

携帯で書き込み

ブログが携帯で書き込みできると知ったので、ちょっと試しに書いてます。
これから携帯使ってパソコンなくても書き込みできそうです。
きっと写真とかも入れられるんでしょうね
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:35 | Comments(0)

2008年04月05日

藪の中

芥川龍之介の、短篇小説『藪の中』を読んだ。
ニンテンドーDSで。
これです。

図書館DSというソフト。
120作品が入ってました。
たぶん著作権切れの小説を使ったものだと思うんだけど、僕は『藪の中』を、すぐに読みたかったので、これを買ってしまいました。
近くに、本屋がなくて、ゲームソフト売り場があったもので。
そういう時代が来てしまったということですね。
図書館のブログなのに、ゲームソフトの『図書館』を紹介してしまうなんてね。

どうして『藪の中』を、読みたくなったのかというと、昨日、一本の芝居を見たからです。
アユリテアトルという劇団の公演『藪の中~Distruthed~』
この劇団は、パリにある、ルコック国際演劇学校の卒業生たちが結成したもの。
身体表現を駆使して、芥川原作の小説を、見事に舞台化してました。

『藪の中』といえば、黒沢明が監督した映画が、有名です。
『羅生門』ですね。
国際的にも評価の高い作品で、いろんな後継を生み出しています。
僕も、この映画を見ていたおかげで、原作を読んだ気持ちになっていたようです。

原作をあらためて読んで見て思ったのは、これはなかなか良くできた推理小説だということ。
真実は、わからないままに終わってるんですけど、読者にさまざまな推理をさせます。
それにしても、小説のタイトルが、日本語の慣用句になってるなんて、すごいですよねー。
『真相は、やぶのなかだ』とかいうのは、この小説のタイトルを元にしてるわけですから。

風邪はまだ治らず、喉がすごく痛いです。
もう二三日はかかりそうでねー。
気が重いです。
外は春で、すばらしい季節だというのに、風邪で引きこもってるなんて、もったいないなぁ。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:32 | Comments(1) | 

2008年04月04日

戯曲募集の記事発見

佐賀新聞のホームページで、いいニュースを見つけました。
佐賀に出来た新しい劇団が、戯曲を募集してます。
しかも賞金付きで。
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=3059&classId=0&blockId=845893&newsMode=article

これって、すごいことだと思います。
アマチュアの劇団が、賞金付きで戯曲を募集するなんて。
アンビリーバブルです。
なみなみならぬ意欲を感じます。
どんな作品ができてくるのか、期待です。

ぼくも挑戦したくなりますが、落選したときのことを思うと、ちょっと怖い気もします。

実は、この『恐れ』『恐怖』ことが、何をするときにでも、最大の障害であることを、僕は知ってます。
失敗することを怖がってしまうので、新しいことが何もできるなくなるんです。

本当に書きたいものがあって、書かずにいられないのなら、落選なんて気にせずに、どんなコンテストにも挑戦できるはずなんです。

モチベーションを持つということは、どんなことをするにしても、もっとも大事な部分だと思います。
それをせずにはいられない気持ち。
それが持てるかどうかが肝心です。
そんなモチベーションを持てる人に、戯曲をぜひ書いて欲しいと思います。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:11 | Comments(1) | 演劇

2008年04月03日

風邪、サガン、ヒーローズ

風邪ひきました。
こないだの日曜日、サガントスの試合を見に、雨の中ベストアメニティスタジアムに駆けつけました。
結果はみなさんもご存じの通り、ドローだったんですが、僕のテンションは今シーズン初のスタジアム観戦だったので、最高潮でした。
しかし、寒かったァ~~。
たぶん、そのときに風邪をひいてしまったんだと思います。

なんとなく体がだるかったんですけど、昨日あたりから、喉と頭痛がしてきて、今日は最悪。
病院から薬をもらって、一日寝てたら、ずいぶん楽になってきましたけどね。

それにしても、あの冷たい雨のなかで、熱い試合をしてくれたサガンの選手たちには感謝です。
開幕してまだ負けなしっていうのは、すごいことですよ。
もちろん、もっと上を目指して欲しいのは当然ですけどね。

風邪のおかげで、この二日間、部屋でじっとしていたんですけど、DVDで『ヒーローズ』を見はじめました。
『ヒーローズ』は、アメリカのテレビドラマで、超能力者たちの戦いを描いたもの。
日常生活をしている、超能力者たちが自分たちの能力に気づいていくというのが、複雑にからみあって、一つの物語をつくっていきます。

世界各国(といってもアメリカがメインですけど)にいる、超能力者たちを、それぞれに描いていくので、とにかくシーンが、いろんなところに飛びまくります。
それでも視聴者を引きつけつづけるのは、脚本構成の魅力です。
とにかくハラハラドキドキ、『えーっ、いったい次はどうなるの!?』という興味をひっぱってくれます。
見終わって、なにか感動するとか、そういうたぐいのものじゃないんですけど、主人公たちと一緒に、イベントを次々と体験していくというタイプのドラマですね。

ジャック・バウワーがテロリストと一日戦い抜く『24』の大ヒット以来、こういうイベント体験型のドラマが増えたと思います。
サスペンスとアクション。
これがすべてです。
そのなかに、愛とか、憎しみとか、正義とか、夢とか、希望とか、いろんな要素がからみついてます。

ドラマ作りの基本といえば、基本なんですけどね。
とにかくテンポが早いです。
よけいな感傷とかにひたってる暇はありません。
これでもか、これでもかっていうくらいに、次々と難題が主人公たちにふりかかるんです。
その主人公が、何人もいるんですから、忙しいったらないわけです。

ヒットするだろうなぁと思います。
『ヒーローズ』には、日本製のアニメや漫画の影響も、かなりあると思われます。
こういうドラマこそ、日本でもつくれるはずだと思うんですけど、なかなかそうはいかないのは、どうしてなんでしょう。
面白いアクションドラマが、アメリカからばっかり入ってくるのは、悔しい現状だなぁ。

もっと、もっと、僕たちもがんばらねば。
風邪なんか引いてる場合じゃないですね。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 19:56 | Comments(2) | 散歩