2008年10月28日

佐賀での講演無事終了

佐賀の図書フェスティバルでの講演、無事に終了しました。
珍しくスーツ姿です。

休日の午前中にもかかわらず、多くの人が来ていただき、アットホームな雰囲気のなか講演することができました。
脚本家という仕事はどいうものなのかとか、どんな経緯で作家になったのかというような話をしたあと、参加してくれたみなさんと一緒に、『インスタント物語作り』を楽しみました。

インスタント物語作りとは、僕がかってに名づけたものです。
遊びながら、簡単に物語をつくる方法を楽しむゲームみたいなもの。
これは、参加者の人たちと、一緒に物語をつくってみるというものです。
参加者の人たちに、何も考えないでも、簡単に物語はできるんだよということを教えるには持ってこいのゲームです。
楽しんでいただけたでしょうか。

講演終了後に、ロビーでサイン会をやりました。
子供たちが30人ほど待っていてくれたので、できるだけ丁寧にサインをしました。
一人一人の顔をみながら、色紙にメッセージを書きこんでいったので、おもったりより時間がかかってしまい、待っていてくれた人たちに、少し迷惑をかけてしまいました。
この場をかりて、あやまります。
ほんと待たせてすみませんでした。

並んで待っていてくれた、五歳くらいの女の子から、ピチューの絵がかかれた飴玉をもらいました。
その子の気持ちが伝わってきて、本当にうれしかったです。
僕がたずさわっている作品が、小さな子供たちを楽しませていることを身近に感じた幸せな瞬間でした。

そのあと、佐賀から鳥栖のサンメッセに移動して、先週アートマンス鳥栖でのワークショップに参加してくれた人たちと、再びインプロの稽古をやりました。
みなさんすっかりインプロが気にいってくれたみたいです。
佐賀に新しいインプロ集団ができたわけで、僕もそれを育てていかなければならないという責任も感じています。
まだ四回稽古をしただけですが、このワークショップは続けていきます。
いつかこの集団で、面白いショーができるようになるでしょう。
これもまた楽しみですね。

翌日、あわただしく東京にもどって、また別の演劇のワークショップに参加したあと、夜は、東京コメディストアJの、毎月恒例の『S1グランプリ』の審査員をするために、原宿のクロコダイルに行きました。
さすがにハードスケジュールなので、眠気が襲ってきます。
それでもインプロを見ている間は、アドレナリンが出て、元気一杯です。
いま、東京コメディストアJには、優秀なインプロヴァイザーがたくさんいます。
彼らが作りだす、奇跡的なインプロのショーを見ながら、数年後に日本中の地方都市でも、このような即興のショーが行われている姿をイメージしました。
そういう日が、たぶんくるんじゃないかなぁ。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 11:09 | Comments(2) | 名誉館長の一言

2008年10月24日

明日はアバンセ

大変な間違いを書いてました。
明日の講演の会場は、『アバンセ』でした。

『アバンセ』です。

一つ前に書いた記事は、間違いでした。
二時間ほどまえね。
明日にはいていく靴下を買いに行っている間に、いろんなところから訂正しなさいとの電話があって、あわてました。

ご迷惑をおかけしました。
すみません。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:08 | Comments(0) | 名誉館長の一言

2008年10月24日

佐賀読書フェスティバル


明日、佐賀市で講演をします。

『読書フェスティバルin SAGA』のもようしの一つで、招かれました。
10月25日(土曜)午前十時からです。
場所は、アバンセ

対象は、一般の県民のみなさまとなっています。

『ポケモン脚本家ができるまで』というタイトルで、お話をすることになってます。
できるだけ楽しいお話をしたり、ちょっとだけ物語作りを体験してもらったりするつもりです。
お近くにお住まいの人は、ぜひいらしてくださいね。
子供たちも来るらしいので、できるだけわかりやすくお話をするつもりでいます。

先週は、鳥栖でインプロのワークショップだったし、今月は、佐賀づいてます。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:56 | Comments(1) | 名誉館長の一言

2008年10月21日

ワークショップ終了しました


鳥栖アートマンスにおける、園田ワークショップ、無事に終了いたしました。
参加者のみなさん、ありがとうございました。

今回、はじめての企画、広報の遅れにもかかわらず、多数の参加者に来ていただきました。
高校生から、上は四十代のサラリーマンまで、幅広い年代の人たちが一緒になってインプロを体験しました。
本当に中身の濃い、三日間になった思います。

だいたいワークショップという呼び方自体がなじみがないですよね。
僕のおふくろは、何かを売るのかと思ったらしいです。
たしかにショップとついているからには、店みたいなもんかなと思うのも当然ですね。
この場合のワークショップは、『お稽古』という意味です。
『練習』とか、『学ぼう会』なんていいからのほうが、わかりやすかったかなぁなんて思ってます。

今回は、即興演劇(インプロ)なんて見たこともない人たちに、それを体験してもらおうという企画だったのですが、その点に関しては大成功でした。
みなさん、『楽しかった』『またやりたい』『ためになった』と、口々に言ってくださいました。
あ、アンケート取ればよかった。
忘れてました。
次回やるときには、ぜひアンケートを取って、またそれを参考にしていきたいと思います。

会場の、ベストアメニティスタジアムも、すばらしいところでした。
会議室をお借りしたのですが、その窓からは、美しい芝が見わたせます。
サッカー場のピッチを、こんなに近くで見られたのも、いい体験でした。

最終日には、佐賀陸上競技場で、ちょうどサガントスの試合があったので、「行ける人は、行きましょう」という流れになって、軽自動車のワゴンに五人も乗って、応援に繰り出しました。
車の中でも、インプロの話しに花が咲いて、すっかりチームになった感じでした。
いやぁ、楽しかったです。
試合は、残念ながら負けてしまいましたけどね。(ショボン……)

鳥栖アートマンスは、来年も続行されるようなのですが、それまで待てないということになって、今回の参加者の人たちを中心にして、僕が鳥栖に行くときは、集まって練習して行きましょうということになりました。
来年のアートマンスまでには、みんなもっとうまくなっていることでしょう。
これもまた楽しみです。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:21 | Comments(3) | 演劇

2008年10月15日

来年の話し

鳥栖のワークショップまで、あと二日です。
どんな人に会えるのか、楽しみだなぁ。

僕は、新宿にある東放学園高等専修学校ってところで、演劇の講師もしています。
今月からは、六期生の演劇・声優系の生徒さんたちの卒業公演にむけての稽古がはじまりました。
来年2月の公演にむけて、週に2回、稽古をしていきます。

いちおう作家で忙しい僕が、週に2回、最後の方の二週間くらいは連日稽古をするのは、けっこう大変です。
でも、これも引き受けて六年目になりました。
ここの生徒たちは、いちおう三年間、専門学校的に演技することを教わってきているので、かなりのレベルの作品がつくることができます。
これも、楽しみです。

いろんな楽しみがあって、僕は幸せだなぁと思います。

新宿を歩いていたら、こういうビルに出くわしました。
面白いビルですねー。
なんか、地面に突き刺さってる感じです。

僕も、人のこころに突き刺さるような作品がつくれたらなぁと思います。
突き刺さるっていうのは、ちょっとぶっそうなので、
人の心に深く残る作品としておきますね。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 16:04 | Comments(1) | 演劇

2008年10月13日

鳥栖WS迫る

鳥栖でのインプロワークショップまで、あと一週間を切りました。
いまからワクワクしています。
どんな人たちと会えるのか楽しみです。

ワークショップにまだ申し込みたいと思っている人は、この二つ下のブログに書いてある申し込み先に、いますぐ連絡してみてください。まだ間に合うかもしれません。間に合わなかったら、ごめんなさい。次回が、きっとありますから。

こないだバスに乗ったら、窓際にこんなものがありました。
誰かが、置いていったのか、忘れていったのか。
僕は、わざと置いていったんじゃないかと思います。
かわいいいたずらですね。
バスに一人取り残された黄色いウサギは、なんだかうれしそうに見えました。


公園は、薔薇の季節です。
うつくしいさまざまな薔薇が一気に咲きはじめてます。
花の変化を見に行くのも、公園を歩く楽しみの一つです。
たまに、こんなのにも遭遇します。

これを撮った次ぎの瞬間、飛んで行ってしまいました。

仕事のほうは、ワークショップまでに終えていなきゃならないものがあって、休みなしで働きつづけてます。
それから高校生の芝居のほうと、4月にやる企画公演にむけての準備も忙しくなってきました。
まだまだ年末から、来年にむけてと、あわただしい日々が続きそうです。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 10:07 | Comments(0) | 散歩

2008年10月07日

ワークショップで飲む

鳥栖アートマンスでのワークショップの告知を、一つ前のプログに書いてます。
ぜひ読んでみてください。
そして参加したい人は、申し込んでくださいねー。
書き忘れましたけど、参加費が三日間通しで3000円です。高校生は1000円。
超格安です。(鳥栖の主宰者さんたちは太っ腹!)



ひさしぶりに朝まで飲んでしまった。
今回受けていたインプロのワークショップの打ち上げ。
僕は、脚本家だけど、プレーヤーとしてもいつでも自分を鍛えていたいと思ってる。
だから、こうしてときどきワークショップを受けて、刺激を注入することにしている。
いいプレーヤーでいつづけることは、教える者として大事なことだろう。

でも、やはり朝までオールは、ちょっとこたえた。
最初は二十人くらいいたのに、最後まで残ってたのは五人だけだった。
いい話ができた気がするが、ちょっと酔っぱらって、でかいことばっかり話した気がする。

インプロは、奥が深い。
進歩は、まるでゆっくりと螺旋階段を昇るよう。
同じところをぐるぐる回っているような気になるときもあるが、ゆっくりと昇っているのだ。
それを信じるしかない。
そして、一瞬、一瞬を生きるしかない。

目的地は、どこにあるのかもわからない。
わからないからこそ、面白い。
面白いから、前にすすめる。
それのくりかえしだ。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 10:39 | Comments(0) | 演劇

2008年10月04日

鳥栖アートマンスでワークショップやります


10月からはじまる鳥栖アートマンスの企画の一つとして、鳥栖市での即興(インプロ)のワークショップを開きます。
 このブログで見て、興味を持った人は、ぜひ参加申し込みしてみてください。
 演劇をやっている人にも、そうでない初体験の人にも、きっと何かが発見できるワークショップになると思います。

僕は脚本家として、ドラマやアニメの仕事をしていますが、もう一つ、演劇の演出家としての顔を持っています。
 長年、演出家を続けてきて、俳優さんの訓練には、即興(インプロビゼーション)をやることが、とても有効であるということに気づきました。
 なんの打ち合わせもしないで、役者がシーンをつくっていくというのが、即興です。
 そんなことができるのだろうかと思われる方もいらっしゃると思いますが、わりと簡単に、誰でもできるようになります。

 われわれは日常を、即興で生きています。
 家族との会話、歯を磨いたり、ご飯を食べたり、誰も頭で意識しながらやっている人はいません。
 つまり日常は、即興の連続なのです。

 ある意味、即興演劇は、もっとも容易だといえるかもしれません。
 しかも、この即興芝居は、やるほうも、見るほうも、楽しくて、思わず笑ってしまうものばかりです。
 とにかく一度、体験してみてください。
 楽しく即興ゲームをやっているうちに、演劇の基礎や、ストーリー作りのこつを理解していくと同時に、演技力もアップしてしまうという、一挙三徳も四徳もある、ワークショップ(稽古場)を目指します。

 演劇経験者やプロの人はもちろん、演劇初心者の方でも大丈夫なように、すすめていくつもりです。
 とにかく楽しく笑いのたえないワークショップになると思いますので、安心して申し込んでください。

コンセプト

1、即興(インプロ)のトレーニングを通して、『ストーリー』の基本を、体感し身につけていく。
2、即興力をアップして、日常生活でも活かせるようにする。
3、演技力を向上させる。
4、ワークショップを通して、できれば一本の作品(短編芝居)をつくってみる。

 今回のワークショップでは、即興力の向上と同時に、物語作りのポイントを俳優さんにもわかってもらい、自分たちの演技の幅を広げるのに役立つようにしたいと思います。

 日程は、10月17日(金曜日)、18日(土曜日)19日(日曜日)の三日間連続です。
 時間は、17日が18時~21時。18日が、13時~17時、19日が13時~17時です。
 場所は、ベストアメニティスタジアム内BF会議室。

 申し込み先は、

 〒841-0034
 佐賀県鳥栖市京町812
 アートマンス実行委員会事務局 白水宛
 ℡0942-81-1360 fax0942-81-1361

 ハガキ、FAXにて住所、使命、連絡先を明記のうえ、応募してください。
 (募集人員は20名程度です)  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 15:10 | Comments(0) | 演劇

2008年10月03日

次郎長三国志

熟年向きの映画を見ました。

『次郎長三国志』
監督・マキノ雅彦 脚本・大森寿美男 原作・村上元三

打ち合わせが終わって、映画館の前を通りかかったら、ちょうど上映時間だったので、飛び込みで見ました。
まったくの予備知識はなかったのですが、楽しまさせていただきました。

清水次郎長の歌は、子供の頃に聞いたことがありました。
『清水港の名物は~~お茶のかおりと、こころだて~~』とかいうやつ。
その歌をうたわれている、清水の次郎長を主人公にした、マキノ雅弘監督の傑作映画のリメイクを、甥である俳優の津川雅彦が、マキノ雅彦と名を変えて、監督したのが、この作品です。

僕も、たぶん旧作の『次郎長物』は、テレビなどで見たことはあったと思います。
よく憶えてないんですけど。
この映画を見て、旧作も見たくなってしまいました。

娯楽時代劇が、テレビでもほとんど見られなくなってしまった昨今、このような映画がつくられたのは、奇跡に近いことなのかもしれません。
こういう作品が、もっともっと多くの人たちを楽しませて、エンターテイメントの娯楽時代劇が復活するといいですねー。
なかなか難しいとは思いますけど。

タイトルにもあるように、『三国志』的な展開が、この映画でもあります。
主人公の侠気に心を打たれた男たちが、一人一人、仲間になっていくわけです。
そして、強固な信頼で結ばれた、次郎長一家が出来ていきます。

現実には、なかなかこうはいかないもんですが、映画では、そういうものが見てみたい。
浪花節が見てみたい。
人の情愛に感動して、涙を流したい。
そう思います。

なにかと複雑になってしまった現代の人間関係のなかに生きている僕には、理想的な人間関係が描ける娯楽時代劇は、一服の心の清涼剤になりました。

観客のほとんどは、60代、70代の紳士たちでした。
熟年層に向けての映画って、あるんじゃないでしょうか。
これからも。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 17:04 | Comments(1) | 映画