2009年02月21日

台本できました


ついに『いいだせなくて』の台本の決定稿を書き上げました!
めちゃくちゃ面白い台本が書けたと思います。
台本読んだだけで面白いんだから、これを実際に役者さんたちが演じてくれたら、もっと面白いもんになるのは間違いない。
自画自賛。
でも、これくらいの気合で稽古に臨まなければ、役者さんたちに申し訳ないですからね。
作家が不安な作品を、俳優に演じてもらうわけにはいきません。

いろいろと書き加える作業をしていたので、予定よりは少し長くなってしまいました。
約、二時間くらいの芝居になりそうです。
途中に休憩を入れたほうがいいかもね。
でも、その間時間を忘れて、笑いながら楽しむことができるはずです。
こんかいは自信ありますよー。

まもなく前売りが開始されます。
よろしくお願いしますねー。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 10:48 | Comments(0) | 演劇

2009年02月17日

卒業公演終了、そしてスタート

東放学園高等専修学校の卒業公演『明日の写真』が終わりました。
仕込みから、本番の4ステージまで、四日間を高校生たちと走り抜けました。
見に来ていただいたかたには、この場をかりて御礼もうしあげます。

最初はなかなか一つにまとまれなかった高校生たちが、公演を成功させるという一つの目的にむかって、しだいに一つになっていき、最後には見事に公演をやりとげることができました。
まさに理想の卒業公演になったと思います。
最後に、後片付けが遅れて、舞台監督さんに叱られましたけど。それはご愛嬌でしょう。

中学高校生の演劇公演の場合、ふつうの演劇の公演とは少し違って、公演を行う学生たちの側がいかに成長できるかが重要です。
芝居をつくりあげる過程のなかで、彼らがいかに変化し、成長することができるか。
芝居のでき以上に、そのことが大事だと思います。
これは演劇だけではなく、高校生のスポーツや文化活動全般に言えることです。

演出家としては、芝居の出来を良くしたいという思いは強いのですが、そういう理由で、見に来てくれるお客さんたちには、ちょっと申し訳なかったなという思いもありました。
まず、今回の公演は、ちょっと長かった。
休憩時間をいれて、三時間を超えてしまいました。
これは僕がいままで作ってきた芝居のなかでも、最長記録です。
お客さんは、さぞお尻が痛くなってしまったことでしょう。
ほんと、ごめんなさい。

僕は基本的に、芝居も映画も一時間半くらいがちょうどいいと思っています。
それ以上になると集中力がつづかなくなってしまうからです。
それなのに、それなのに。
どうして、こんなに長くなってしまったのかというと、やはり出演者たちに、それぞれ見せ場を作ってあげたかったということがあります。
もしかしたら芝居をやるのが最後になるかもしれない生徒もいます。
それを思うと、どうしてもカットすることができませんでした。
芝居の演出家としては、甘すぎるなぁと思います。
野球にたとえるならば、彼らにとっては甲子園大会だったんです、今回の卒業公演が。
最後の打席に立たせてあげたいと思うのが、やはり親心でしょう。

休む間もなく、次の『いいだせなくて』の公演の準備がはじまります。
まだ台本の直しが終わってません。
三月に入ると稽古がはじまってしまうので、その前には役者さんたちに台本を渡さなければなりません。
今週中に仕上げます!
宣言してしまえば、やるしかないもんね。

鳥栖公演も決定しました!
詳しい情報は、以下のホームページに載ってます。
ご覧ください。
東京公演と長崎公演は、まもなく予約がはじまりますので、よろしくお願いしますねー。
これはプロ中のプロばかりを集めた芝居です。
絶対面白いですよー。
http://priere.jp/stage/0904/
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 10:58 | Comments(0) | 演劇

2009年02月10日

稽古風景


東放学園高等専修学校の卒業公演の稽古もおおづめです。
インフルエンザのせいで、一人が欠席なのが心配ですが、他は元気に稽古してます。
この稽古場で、この三年生たちがお稽古できるのはあと三日だけ。
残された時間を大事にしたいです。
できるだけいいものをお客さまたちに見せられるように、ギリギリまでがんばるつもりです。
一日、十時間近く稽古を見てると、体力的にもけっこう疲れるはずなんですが、彼らの若さにつられて、ぼくも持ちこたえてます。
本番は、土日なので、たくさんの人に見て欲しいなぁ。
日時は、この前のブログをごらんください。
写真は、オープニング近くで小学生が遊ぼうと言っているシーンと、全員出演のダンスシーン。
熱気は伝わったでしょうか。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:27 | Comments(2) | 演劇

2009年02月06日

明日の写真公演情報

卒業公演の演出を担当している、東放学園高等専修学校の公演日が近づいてきました。
タイトルは『明日の写真』
公演日時は、2009年2月14日(土曜)と15日(日曜)の二日間です。
14日は、開場12時30分、開演13時と、開場18時、開演18時30分の2ステージ。
15日は、開場11時30分、開演12時分と、開場15時30分、開演16時の2ステージ。
全、4ステージです。
場所は、新宿駅西口から徒歩2分の、スペース107。
http://www.theaterguide.co.jp/theaterinfo/tokyo/shin_jyuku/space_107_h.html

今日は、エンディングの振付をやりました。
カーテンコールは、卒業式みたく歌います。
やっぱ歌でしめたいですからねー。
放課後にも練習してます。
今日集まってた生徒さんたちと、ちょっと記念撮影です。

お近くのかたで、もしお時間ありましたら、ぜひ見に来てやってください。
入場は無料です。
高校生たちが、3年間の想いをこめて演劇をやってます。
僕は、そのお手伝い。
この期間だけは、僕も高校の先生気分です。
なんちゃって先生ですけど。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 07:55 | Comments(1) | 演劇

2009年02月05日

ネコカフェ

舞台用の台本の直しが、なかなか進んでません。
けっこう焦ってきてます。
こういう時は気分転換。
街に出ました。すると、こんな看板が。
ネコカフェ。

なかは、こんな感じ。
ネコと遊んで、三十分五百円。
楽しそうに猫とじゃれている人たちがいました。
猫たちにとっては、どうなんでしょう。


こういうところに来てしまう、自分も、ここで生きていくしかない猫たちも、どっちも不自然だけど、これが現実なんだよねー。
でも、猫たちは、綺麗でした。
しばらく猫たちを観察させてもらいました。


猫たちを見ているうちに、作品のアイディアが出てきそうな気がしました。
動物と人間がどうかかわっていくか。
そこにどんなドラマが生まれるのか。
ポケモンは、いろんなメタファーがふくまれてるファンタジーだと思います。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:01 | Comments(2) | 散歩

2009年02月02日

江戸時代にはまる

しばらくブログをさぽってしまいました。
すみません。
芝居の稽古が忙しくて……というのは、いいわけですけど。

いま、二月十四日と十五日に公演する、東放学園高等専修学校の卒業公演にむけての稽古の真っ最中です。
タイトルは、『明日の写真』
五年前に一期生の卒業のときに、初演したものの再演です。
人数や男女比率など、いろいろと難しいことがあって、いままで上演の機会がなかったのです。
今回のメンバーは、六期生なんですが、役者がかわれば芝居もかわります。
あらたな『明日の写真』が生まれそうです。

あと個人的には、時代小説と江戸にはまってます。
小説は、娯楽時代劇の大家である、山手樹一郎の『お助け河岸』と『さむらい根性』(いずれも春陽文庫)を読みました。
その小説に出てくる江戸時代の場所を、当時の地図でたどりなが散歩をしてみました。
ビルの谷間に、昔と同じ神社やお寺、坂道や、河岸、お稲荷さんなどが、江戸時代とかわらずに残っています。
その瞬間、僕の頭のなかは、タイムマシンになります。
現代を歩きながら、心は江戸時代を旅するわけです。
これは、すっごく楽しいですよ。

それから、以前見ていなかった、NHKの大河ドラマの『新撰組』をいまさら見始めました。
脚本は、三谷幸喜さん。
さすがに面白い。
新撰組の面々が、いきいきと描かれていて、登場人物が好きになってしまいます。
放送当時、このドラマがブームになったのもうなずけます。
たぶん一気に最後まで見てしまうことでしょう。
また睡眠不足になってしまいそうです。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 17:41 | Comments(0) |