2008年02月17日

恋に落ちた

息子の出演している、卒業公演ライブを見に行った。
バンドとダンスのパフォーマンス。
恋に落ちた
今回の息子のバンドは、ちょっとコミカルな演出になっていた。
なかなかやるなぁと思ってしまった。

今度は、こっちの番だ。
あと何日か、高校生たちにはっぱをかけて、盛り上げていくつもり。

ふいに映画『恋に落ちたシェイクスピア』を見たくなったので、レンタル屋で借りてきた。
この映画は、本当によく出来ている。
脚本が、スーパーに素晴らしい。

シェイクスピア劇のことを、詳しく知り尽くした人でなきゃ書けない脚本。
演出もよくて、当時の芝居の世界のバックステージ物としても楽しめる。
シェイクスピアのことを良く知らなくても、ラブコメディとして良くできている。
音楽も最高。

これを見ていると、脚本家が、劇を書くという行為のモチベーションが、実によく描けている。
僕も脚本家だから、それがよくわかる。
作家は、モチベーションが必要なんです。
そのなかでも、一つの大きなモチベーションになるのは、『恋』。
この作品では、『恋』がいかる人を動かすかを、面白く描いてます。

実は、僕も以前は、シェイクスピアの劇のことなんか、ほとんど知りませんでした。
芝居にかかわるようになって、必然的に知ることになるわけなんですけど、それまでは、名前は知ってても、実際の芝居なんか見たこともなかったわけです。
いまでも、シェイクスピア劇にかかわった経験はないんですけど、芝居のほうは、かなりの数を見ることができました。

どうしても脚本家の立場で、劇を見ちゃうわけなんですけど、見れば見るほど、シェイクスピアの作劇術の巧みさが見えてきて、感心するんですねー。
本当に、参考になります。

実際のシェイクスピアは、もう僕の歳には、引退間近なんですよね。
すごすぎます。
僕も、ここまできたらできるだけ長生きして、少しでも彼に近づいていきたいもんです。


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Posted by 名誉館長 園田英樹 at 08:53 | Comments(0) | 演劇
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