2008年01月19日

たんぽぽのお酒

14歳の自分に読ませたいシリーズ、第2弾。

『たんぽぽのお酒』
作、レイ・ブラッドベリ。(晶文社)
たんぽぽのお酒
ブラッドベリは、アメリカ人のSF作家。
すばらしい作品をたくさん書いてくれてます。
この作品は、切ない想いのたくさんつまったものです。

今生きているこの瞬間が、とても大切に思えてくる。
そんな物語たちです。
ぜひ読んでみて欲しいなぁ。
たんぽぽのお酒
ブラッドベリは、他にもいろいろ書いていて、短編集だったら『十月はたそがれの国』『ハロウィンがやってくる』なんかもいいよ。
だいたい、タイトルがすてきなんだよねー。
なんかロマンチックで。
タイトルをつける名人だと思います。

短篇がうまいっていうことは、本当に、小説を書くのがうまいってことなんです。
みじかいストーリーのなかに、表現したいことをきっちりと入れるのは、じつはかなりのテクニックがいるんです。
ほかにも、長編では『火星年代記』とかが有名だよね。

SF小説初心者の人には、ブラッドベリはおすすめの作家です。

僕がブラッドベリを知ったのは、やっぱり14歳くらいだったかなぁ。
『ハロウィンがやってくる』のなかだったか、主人公がメキシコのお墓の中に入って行くエピソードがあるんですけど、そのイメージが本当に鮮烈で、夢に出てきたもんね。
ぜひ、読んでみてくださいねー。


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Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:28 | Comments(1) | 
この記事へのコメント
ブラッドベリ、大好きです。

スピルバーグ監督が「パパ」と呼んで尊敬しているらしいこと、以前何かで読みました。

『とうに夜半は過ぎて』の「板チョコ一枚おみやげです!」は、お芝居でみてみたいなぁと思う作品です。笑って、ほろりですよね。
Posted by てんてんてんてん at 2008年02月05日 12:39
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