2008年01月30日

びっくりして爆笑

びっくりして、笑ってしまった。
トイレで用をたそうとして、ズボンを下ろして、腰をおろしたら、そこにはあるはずの便座がなかった。
下げるの忘れてた。気づいた時は遅い。
ぼくのお尻は、いきおいよく冷たい陶器のへりにズボッ!
その冷たさと、ショックに、びっくり&爆笑。

それで思い出したんですけど、メキシコに行ったときのこと。公共のところにあるトイレは、かならずといっていいほど、便座がなかった。
あっても、破壊されてたりして、使い物にならない。
みんな便座使わずに用を足してるのかと思いました。
便座がないと困るよなぁ。

あ、変な話ですみません。

昨日のクレーン男で、東欧系の人を思いだしたのは、カレル・チャペックだったけど、
同時に思い出したのは、ドイツの作家、エーリッヒ・ケストナー。
僕が好きだったのは『エミールと探偵たち』
ケストナーの初期の童話です。
びっくりして爆笑
エミール少年が、一人旅をするんだけど、その途中にスリにサイフを取られてしまいます。
それを知り合った少年たちと一緒に捕まえるお話でした。
気の利いたセリフが楽しかったのを憶えてます。
ケストナーの作品には、『飛ぶ教室』とか『二人のロッテ』とか有名なのがいくつかありますが、僕が好きだったのは、やっぱ『エミール』かな。

ケストナーって、童話で有名ですけど、実は硬派の詩人で、戯曲とか、大人向けの小説とかもたくさん書いています。
ちょうどナチスが台頭して、第二次世界大戦になだれこんでいく時期のドイツに住んで、けっこう弾圧されたりしたんだけど、それに対抗して、がんばってたらしい。
そうとう骨太の作家さんだったみたいですね。
あたらめて尊敬。

便座の話のあとに、尊敬してますとか言っても、あんまりケストナーさんは、うれしくないかもね。


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Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:29 | Comments(1) | 
この記事へのコメント
私も子供時代、ケストナー、大好きでした。「エーミールと仲間たち」も「飛ぶ教室」も「二人のロッテ」も全部読み、没頭したのを覚えています。内容は薄ら覚えですけど(苦笑)。特に、「飛ぶ教室」は大好きで、何回も読んだことを思い出しました。
Posted by はなみずき at 2008年01月30日 14:50
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