2016年02月21日

原稿もダイエット

ストーリー脚本教室(心構え編5の続き)

◯『直し』についての、実践的なことについて

 自分が書いたものを、初稿のまま発表したり、ネットにアップしたりするのは、もちろんダメです。

 書いたものは、必ずもう一度目を通してください。
 そして何回もチェックして、書き直して、完成に近づけていきます。
 それは絶対にしなければならないことです。

 そのために僕は書いたものは、『必ずプリントアウト』して、紙でチェックします。
 今はほとんどの人がパソコンで原稿を書いていると思います。
 キーボードとモニターで書いた文章は、やはり手書きの文章とは、微妙に違ってきます。
 それはかまわないのです。
 しかし誤字脱字とか、モニター上だとけっこう見逃してしまいがちなんですね。
 ワードなどチェック機能がついているソフトもありますけど。
 プリントして、紙に落として、読み直すということには、そういう誤字脱字のチェック以外にも、ひとつ効果があります。
 手で紙に触り、ペンを持っているということで、脳の新たな部分が刺激されるようなのです。

 キーボードとモニターで書いていたときとは違うアイディアが、読み直しているときに出てくることがあります。
 それも直しにはどしどし使っていきましょう。

 そして無駄なところを発見しやすいということもあります。
 無駄なところは、ずばずばカットしたほうが、いい作品に仕上がっていくのは当然のことです。
 無駄に気づいたら、まよわず削り取りましょう。

 簡潔であれば、簡潔であるほどいいです。
 原稿のスリム化、大事です。

 体と脳は密接につながっています。
 体を動かすと、脳が動きます。

 じっとしてモニターをにらんでばかりじゃなく、動きましょう。歩きましょう。走りましょう。踊りましょう。
 脳はみるみる活性化していくはずですよ。


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Posted by 名誉館長 園田英樹 at 08:36 | Comments(1) |  | 映画 | 脚本 | テレビ | 映画と小説 | 演劇
この記事へのコメント
うぁー踊るんですか?
Posted by むら at 2016年02月25日 23:42
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