2007年12月28日
虹の女神
DVDで、映画『虹の女神』を見ました。
スタッフ
プロデュース、岩井俊二
原作: 桜井亜美
脚本: 桜井亜美、齊藤美如(さいとうみゆき)、網野酸(あみのさん)
監督: 熊澤尚人(くまざわなおと)
キャスト
市原隼人、上野樹里、蒼井優
女の子向けの映画なんだろうなという印象があって、今まで見逃してました。
ところがその印象は、かなり外れてました。
女の子の一途な思いと、それにまったく気がつかない、鈍感な男の子の、青春の一時期を切り取った物語が美しい映像でつづられていきます。
僕が見ていてうれしくなったのは、この映画のメイン部分が、大学生の自主制作映画の現場だということ。
しかも、ちょっと前の映画研究会。
そこでは8ミリ映画が作られてます。
実は僕も大学生のときに、自主映画を撮影したことがあって、当時としてはかなり高価な8ミリカメラや、映写機を自分で持っていました。
いまやハイビジョンのビデオカメラがふつうに安価で買える時代になりましたが、当時はフィルムで映画が作れるのが嬉しくて、みんな8ミリ映画を撮っていたもんです。
『虹の女神』のなかでは、そんな8ミリ映画の撮影現場のシーンが、けっこうマニアックに再現されていて、なんだか自分たちの青春が再現されているような気になりました。
みずみずしい青春映画でした。
原作は小説家の桜井亜美さん。
図書館にもきっとあると思います。
Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:06 | Comments(0) | 映画
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