2008年03月14日
ケロロ軍曹と五反田団
U監督から、上映中のケロロ軍曹の映画のプロットを聞かされて、ちょっと気になり、見に行ってきた。
『超劇場版ケロロ軍曹3・ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!』
さすがに平日昼間の12時の回だったので、お客は少なく、まるで自分の試写室気分。
いちばんいい席で、ゆったりと見られた。
しかし、僕も某Pアニメの映画版の脚本を書いているので、映画を見ていても、ついつい制作側の気持ちになってしまう。
これは職業病だね。
ケロロ軍曹もテレビシリーズから、映画に発展してきているメディアミックス作品。
制作している現場は、サンライズなので、ガンダム(ガンプラ)とかも出てきてしまう。
最後は、ケロロがガンダムに乗って敵と戦ってしまったりするのだ。
とにかくテンポが早く、アクションもたっぷり、友情こってりという、豪華な作りになっていた。
脚本は知り合いの、横谷さんだった。
彼も、最近たくさん仕事してるなぁと、感心。
アニメや映画ファンへのくすぐりがたっぷり入ったシナリオで、楽しませてくれました。
僕はケロロ軍曹の漫画もテレビアニメも、いっさい見たことがなかったので、基本設定がわからずに、少しとまどったところもあったけど、迫力あるアクションアニメになっていたので退屈することはありませんでした。
これなら子供を連れていく親も、見れますね。
つくづく日本のアニメはレベルが高いと実感。
おれも負けないように、『がんばるぞっ!』と気合が入る。
夜は、駒場東大前にあるアゴラ劇場に、五反田団の公演を見に行く。
『偉大なる生活の冒険』作・演出、前田司郎
前田くんは、いぜんにNHKの仕事をしたときに知り合った。
まだ30歳と若いのだが、昨年は演劇界の新人の登竜門である、岸田戯曲賞を受賞し、処女小説集が、芥川賞の候補にもなったという人。
ふだんはボーッとしている感じの人なのだが、とっても才能ある人なのだ。
今回の芝居では、主演もやっていた。
とにかくダメダメ人間の青年が、アパートでごろごろしたり、ゲームしたり、恋人と喧嘩したり、妹にしかられたりするだけの芝居なんだけど、なんだか面白い。
狭い劇場の一角を、アパートの一室に見立てて、スーパーナチュナルな会話劇が展開する。
役者が、だらだらしながら、セリフをしゃべってるだけなんだけど、それがなんだか面白くて、じわじわと染みてくる。
最後には、ジーンと感動してたりするから、すごい。
いい芝居でした。
ほんと、うまいセリフを書くなぁと感心。
この前田司郎くんは、たぶんあと30年は、日本の演劇をひっぱっていく人の一人だと思う。
タイトルも知らずに見に行った芝居だったけど、出演者五人のうち、四人が知り合いという、超身近な舞台だった。
終演後、舞台の上にしいたビニールシートの上で、ご飯をいただいた。
役者さんの一人がつくってくれた、お味噌汁がおいしかった。
僕がアングラ劇団で役者をやっていたころは、芝居が終わると、毎日居酒屋で見に来てくれた関係者たちをまじえての酒宴だった。
そこで先輩たちに、ダメ出しされたり、お客さんを接待したり、若手の役者は大変だった。
それが一番の勉強にもなったんだけどね。
この五反田団は、のんびりとご飯を食いながら、お客さんと歓談してる。
こういうのもいいなぁと思う。
時代は変わったのね。
前田くんは、三十歳。
ハイバイの岩井くんも、同い年くらい。
イキウメの前田くんもそのくらいか。
三十歳くらいって、ほんと才能があふれちゃうころなんだよねー。
ぼくも、二十年前は、ずいぶんいい仕事してた気がする。(自分で言うかァ! すみません)
もちろん、今は今で、経験の蓄積をふまえての仕事してますけどね。
仕事の質を落とさないというのは、難しいもんです。
若さとか、勢いとかは、当然なくなっていくわけだから。
ちょっと若手に嫉妬してます。
どにかくがんばるしかないと、自分に言い聞かせるのでした。
『超劇場版ケロロ軍曹3・ケロロ対ケロロ 天空大決戦であります!』
さすがに平日昼間の12時の回だったので、お客は少なく、まるで自分の試写室気分。
いちばんいい席で、ゆったりと見られた。
しかし、僕も某Pアニメの映画版の脚本を書いているので、映画を見ていても、ついつい制作側の気持ちになってしまう。
これは職業病だね。
ケロロ軍曹もテレビシリーズから、映画に発展してきているメディアミックス作品。
制作している現場は、サンライズなので、ガンダム(ガンプラ)とかも出てきてしまう。
最後は、ケロロがガンダムに乗って敵と戦ってしまったりするのだ。
とにかくテンポが早く、アクションもたっぷり、友情こってりという、豪華な作りになっていた。
脚本は知り合いの、横谷さんだった。
彼も、最近たくさん仕事してるなぁと、感心。
アニメや映画ファンへのくすぐりがたっぷり入ったシナリオで、楽しませてくれました。
僕はケロロ軍曹の漫画もテレビアニメも、いっさい見たことがなかったので、基本設定がわからずに、少しとまどったところもあったけど、迫力あるアクションアニメになっていたので退屈することはありませんでした。
これなら子供を連れていく親も、見れますね。
つくづく日本のアニメはレベルが高いと実感。
おれも負けないように、『がんばるぞっ!』と気合が入る。
夜は、駒場東大前にあるアゴラ劇場に、五反田団の公演を見に行く。
『偉大なる生活の冒険』作・演出、前田司郎
前田くんは、いぜんにNHKの仕事をしたときに知り合った。
まだ30歳と若いのだが、昨年は演劇界の新人の登竜門である、岸田戯曲賞を受賞し、処女小説集が、芥川賞の候補にもなったという人。
ふだんはボーッとしている感じの人なのだが、とっても才能ある人なのだ。
今回の芝居では、主演もやっていた。
とにかくダメダメ人間の青年が、アパートでごろごろしたり、ゲームしたり、恋人と喧嘩したり、妹にしかられたりするだけの芝居なんだけど、なんだか面白い。
狭い劇場の一角を、アパートの一室に見立てて、スーパーナチュナルな会話劇が展開する。
役者が、だらだらしながら、セリフをしゃべってるだけなんだけど、それがなんだか面白くて、じわじわと染みてくる。
最後には、ジーンと感動してたりするから、すごい。
いい芝居でした。
ほんと、うまいセリフを書くなぁと感心。
この前田司郎くんは、たぶんあと30年は、日本の演劇をひっぱっていく人の一人だと思う。
タイトルも知らずに見に行った芝居だったけど、出演者五人のうち、四人が知り合いという、超身近な舞台だった。
終演後、舞台の上にしいたビニールシートの上で、ご飯をいただいた。
役者さんの一人がつくってくれた、お味噌汁がおいしかった。
僕がアングラ劇団で役者をやっていたころは、芝居が終わると、毎日居酒屋で見に来てくれた関係者たちをまじえての酒宴だった。
そこで先輩たちに、ダメ出しされたり、お客さんを接待したり、若手の役者は大変だった。
それが一番の勉強にもなったんだけどね。
この五反田団は、のんびりとご飯を食いながら、お客さんと歓談してる。
こういうのもいいなぁと思う。
時代は変わったのね。
前田くんは、三十歳。
ハイバイの岩井くんも、同い年くらい。
イキウメの前田くんもそのくらいか。
三十歳くらいって、ほんと才能があふれちゃうころなんだよねー。
ぼくも、二十年前は、ずいぶんいい仕事してた気がする。(自分で言うかァ! すみません)
もちろん、今は今で、経験の蓄積をふまえての仕事してますけどね。
仕事の質を落とさないというのは、難しいもんです。
若さとか、勢いとかは、当然なくなっていくわけだから。
ちょっと若手に嫉妬してます。
どにかくがんばるしかないと、自分に言い聞かせるのでした。
Posted by 名誉館長 園田英樹 at 07:49 | Comments(1) | 映画
この記事へのコメント
そうですね・・・。
歳には、かないません。。。
私は、子供の小・中学校で「絵本の読み聞かせ」をしてきました。
去年までは普通に読めたのですが、今年になったら老眼になって目をパチパチさせながら頭を前後させながら 一生懸命読まなければならなくなりました。
老眼鏡、買わなくちゃ!
でも、子供が卒業で今年で終わりです・・・。
気持ちは、まだ20歳ですが 体は・・・???
ケロロ軍曹は、主人と子供達がファンです!
明日は、CSであるそうです!
歳には、かないません。。。
私は、子供の小・中学校で「絵本の読み聞かせ」をしてきました。
去年までは普通に読めたのですが、今年になったら老眼になって目をパチパチさせながら頭を前後させながら 一生懸命読まなければならなくなりました。
老眼鏡、買わなくちゃ!
でも、子供が卒業で今年で終わりです・・・。
気持ちは、まだ20歳ですが 体は・・・???
ケロロ軍曹は、主人と子供達がファンです!
明日は、CSであるそうです!
Posted by ピンクのデンワ at 2008年03月15日 21:07
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