2008年06月05日

隠し砦の三悪人

『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』を見てきました。

1958年に公開された黒沢明監督の『隠し砦の三悪人』のリメイクです。
リメイクといっても、脚本を大幅に書き直しているので、まったく別の作品になってます。
平日の7時の回に行ってきたんですが、はっきりいってお客は少なかったです。
あきらかにジャニーズファンの女の子たちがほとんどで、僕みたいなおじさんがチラホラ。
映画の興行は、本当に難しいんだなぁと実感しました。

作品については、あえて書きません。
すごく近い同業者って感じがするので、どうしても客観的になれません。
脚本家としては、こういう作品に参加したかったという嫉妬もありますしね。
自分だったら、こうするのになぁっていうところを、いっぱい思いついてしまうので、素直に映画が楽しめないときがあります。
今回は、そうでした。

こういう冒険活劇、大好きなんです。
大好きだからこそ、こういう映画には成功して欲しいから。

それにしても、主演の俳優が、最初から最後まで、きたない髭面で通したのには驚きました。
あれの評判は、どうだったんだろう。
ファンの人たちに聞きたい気がします。

僕が監督だったら、物語の途中で、変装をするとかなんとか理由をつけて、綺麗な格好にしてやったのになぁと思いました。
黒沢明監督は、役者にすごいメイクをさせることで有名でしたけど、今回の映画は、そういうところも黒沢さんをレスペクトしてやってたのかもしれません。



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Posted by 名誉館長 園田英樹 at 17:40 | Comments(1) | 映画
この記事へのコメント
先生、私はだいぶ前に見ました。最近は僕の彼女はサイボーグを見ました。監督が日本のアニメが好きだという事がよく分かりました。最近の韓国の映画を見た感じがします。
ちなみに、お母さんがヨンサマ出演のドラマ(太王四神記)は変わってるから面白いといって毎週楽しみに見ています。何が分からないって誰が何役で何をやっているのかが分らないらしいです。
Posted by きみちゃん at 2008年06月05日 23:25
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