2016年02月25日

イメージキャストを楽しもう

ストーリー脚本教室(実践編12)

 前回は、『動物の動き』をキャラクター作りに役立てる方法があることを紹介しました。
 動物作戦と名づけましょう。
 今回は、その続き。

◯登場人物を、誰か知ってる人にたとえる作戦。(有名人でもオッケイ)

 登場人物を『起てる』ということは、観客(読者)にその人物を好きになってもらうためにすることです。
 特徴をつけたり、印象深くするために、いろいろなことをしなければならないのですが、それらはすべてそのためにあると思ってください。

 ここからは具体的な方法です。
 それは簡単、自分か書こうとしている登場人物を、自分の知っているキャラ立ちしている人のイメージで描いてみるのです。

 自分の周りに、そういう人が見当たらなかったら、映画やドラマに出てきたスターでもかまいません。
 そのスターをイメージして、人物像をつくってみるのです。
 その人物の声が聞こえてきたらしめたものです。
 あなたの描く、そのキャラクターは活き活きとしたものになっていることでしょう。

 ストーリーを実際に書いていくときにも、登場人物それぞれにイメージキャストを決めて書き進めるのも、やりやすくするための一つの方法です。
 映画のプロデューサーになったつもりで、キャストを決めるのです。
 イメージするだけだったら、ギャラはただです。
 スタローンだって、デカプリオだって使い放題です。
 彼らが芝居をしているところを想像しながら、物語を書き進めることができます。

 僕は芝居を書くときに、登場人物の写真や絵を机の前の壁に貼りだして、それを見ながら書いてます。
 ときには簡単な人形をつくって、粘土の上に立てたりして、立ち位置まで決めたりしながら書くこともあります。
 すべてはイメージするための触媒になればとの思いからです。
 想像力をフル稼働させるためには、なんだってやりますよ。
 他にいい方法とかあったら、教えてくださいね。


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Posted by 名誉館長 園田英樹 at 16:25 | Comments(0) | 脚本 | 映画と小説 | 演劇
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