2016年03月24日

日常でのトレーニング(遊び)について

ストーリー脚本教室(実践編30)

◯トレーニングについて

 僕はストーリー作りも、他の技術をようするスポーツ、仕事、アートなどと同じようにトレーニングが必要だと思っています。

 技を維持し、さらに磨いていくためのトレーニングです。

 前にウォーミングアップはいくつか紹介しました。(言葉のウォーミングアップ)
 連想ゲームなどです。
 今日、いくつかトレーニング方法も紹介したいと思います。

◯名前をつけるトレーニング(遊び)

 登場人物の名前はというのは、とても大事です。
 その人物の最初のイメージを喚起するのが、名前なのかもしれません。
 登場人物の人物像がパァッとイメージできるような名前をつけてあげましょう。

 それで名前をつけるトレーニングです。
 僕がよく遊びでやっているのは、道を歩いていて、前から歩いてくる人をパッと見て、その人からイメージして、かってな名前をつけるゲームです。

 いざやってみると、なかなかすぐには出てこないものです。
 平凡な名前は出てきたりしますが、特徴をイメージできるようなものは、すぐには出て来ません。
 でも、それでもいいのです。
 その意識付けさえできていれ。

 登場人物の名前は大事だという意識付けさえできていれば、いざつけるときに、いい名前を見つけることができます。

◯いろいなバージョンで名前をつけます。

 たとえば、
「外国人」バージョン。
 マリリン、サーシャ、フランシス、メイリン、などカタカナ名前がすんなり出てくるようにします。

「時代劇」バージョン
 おさよ、長治郎、源之助、剣太郎左衛門、などなど。

「ファンタジー」バージョン。
「アクションサスペンス」バージョン。
「宝塚女優」バージョン。
 などなどいろんなジャンルなどにあわせた名前をつけて遊びます。


◯関係性作りトレーニング(遊び)

 これも歩いていて、前から歩いてくる人をつかったトレーニングです。

 その人をパッと見て、自分にとって、その人がどういう関係なのかをイメージするのです。
 関係性というのは、いろいろあります。(実はそれほどバリエーションはありません。)
 親子、友人、恋人、夫婦、会社の上司、親戚、昔の同級生、などなど……。

 ストーリー作りには、登場人物同士の関係性を描いていくことは、必要不可欠です。
 ある意味この関係性を作ること、その変化を描くことこそが、ストーリー作りなのかもしれません。

 どんな関係性を思いつくことができるのか。
 これはそこに意識付けをするためのトレーニング(遊び)です。


◯トレーニング方法を作ろう

 自分のストーリー作りの技術をあげるためのトレーニングを、遊び(ゲーム)だと思ってください。
 新しいゲームを作って、それを遊ぶのだと。
 そうすれば日常のすべてが、遊び場になり、トレーニングの場とかわっていきます。

 新しいゲームができたら、僕にも教えてくださいね。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 09:35 | Comments(0) | 散歩 | 演劇 | 映画と小説 | 脚本

2016年02月07日

ストーリー脚本教室「心構え編2」

脚本教室、「心構え編 第二回」

 今回はストーリー作りのための脳にしてやるためのウォーミングアップです。

◯アイディアを出すためには、身体を動かしましょう

 ストーリーをつくろうとするとき、じっと机に座って考えているより、身体を動かしていたほうがいいです。
 運動はしたほうがいい。
 僕の場合は、よく歩きます。
 ただ、歩くだけです。

 脳と身体はつながっているので、身体を動かすと、脳に刺激が行き、たぶん無意識の領域の活動をうながしてくれるのだと思います。
 よく「アイディアが天から降ってきた」というような言い方がありますが、そういう感覚でアイディアを思いつくことができます。
 無意識を働かせてあげるのです。
 身体を動かしていると、無意識が働いてアイディアを見つけ出してくれます。

 僕は歩くときに、いろんな一人遊び(ゲーム)をします。
 これもストーリー作りのウォーミングアップです。

 どんなことをするのか、参考までに、いくつか書いておきます。

 ウォーミングアップ用のゲーム

◯物から連想ワード
 目に入るものから、連想するものを口に出します。
 太陽が見えた、「夏」、雲が見えた、「シロ」、ランニングするおじさんが見えた、「ダイエット」、電信柱が見えた、「電力会社」、大きなマンションが見えた、「家賃」などなど、思いつくのはなんでもいいので、とにかくパッと思いついたことを口にだします。
 
◯名前つけ
 すれちががう人に、かってなニックネームや名前をつける。
 連想ゲームみたいに、わかりやすい名前をパッと思いついてつけていきます。
 「ほねかわすじこ」「ひにくゆうこ」「ひやけくろお」「まじめだよしお」など何でもいいのです。

◯なんでもラップ
 メロディ無視でいいので、思いつくこと、なんでもラップにして歌っていきます。かっこよく韻を踏むことは考えずに、とにかく頭に浮かぶことを口に出していきます。(周りに人がいないときのほうがいいです。おかしな人になってしまいますから)考えてしゃべるのではなく、口で考えるみたいな感覚です。

 いろんなウォーミングアップのゲームは、すべて脳を活性化させながら、頭に思い浮かぶアイディアを、パッと外に出させようとするものです。
 僕たちの脳は、無意識にアイディアを選別しようとする傾向があるので、その傾向を少しずつ外していこうという意図もあります。

 注意してほしいのは、時間をかけすぎないということ。
 思考するのではなく、瞬発的に「思いつく」ことだけです。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 08:03 | Comments(0) |  | 映画 | テレビ | 散歩 | 演劇 | 映画と小説 | 脚本

2015年08月11日

怒濤の数日間

 大阪での『おかまちコメディショー』は、多くのお客さまに来ていただきました。
 ほとんどのお客さまが、即興劇(インプロ)初体験だったのですが、あたたかく見守ってくださったおかげで大成功のうちに終演することができました。
 本当にありがとうございました。
 またいずれ、大阪で公演ができたらと思います。

 そして僕は、翌日に伊丹空港から鹿児島空港経由で、宮崎県の都城に向かいました。

 都城ミュージカルクラブが上演している、ミュージカル『バックホーム』を見るためです。
 奇跡的な乗り継ぎの良さで、ほとんどロスタイムなしで会場に着くことができました。

 ミュージカル『バックホーム』は、とても楽しくて、感動的な舞台になっていました。
 作者としても、大満足。最後には、ついホロリと涙してしまいました。
 カーテンコールの時に、舞台に呼ばれて上がって、一言挨拶をしてくださいと言われたのですが、感動してしまって、うまくしゃべれませんでした。

 終演後に、ミュージカルクラブのみなさんと、短い時間でしたが交流できてうれしかったです。

 そして、都城から、鹿児島経由で、新幹線に飛び乗り、新鳥栖駅に降り立ちました。
 わがホータウン鳥栖、おちつきますねー。
 実家に顔を出して、仏様に挨拶しました。

 そしてまた東京に戻ってます。
 怒濤の数日間でした。  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 17:28 | Comments(0) | 散歩 | 演劇

2011年03月03日

アマゾンで買い物

アマゾンってすごいね。
家にこもって仕事してると、買い物をしたくなったときに困ります。
それで僕も、ついにアマゾンに手を出してしまいました。
ネット使ってる人にとっては、アマゾンを使うなんてこと、もう当たり前になってるとは思いますけど。

なんとなく物は手にとってから検討して買いたいという意識があったんで、いままであんまりネットショップには手を出してませんでした。
そんなことをいいつつ、飛行機の予約とか、ネットをつかったほうが便利なものが次々と出てくるので、しかたなしに使ってたんですけどね。

まず手を出したのは、健康グッズ。
運動不足を解消したいという欲求はあっても、なかなかそれを実行するにいたらず、部屋でできるものを買いました。
次に、本。
いぜんは近くに本屋があったので、毎日そこに顔出して、本を買ってたんですけど、その本やがフレッシュネスバーガーに変わってしまってからは、本やから足が遠ざかってしまいました。
アマゾンは、僕が欲しいだろうと思うやつを、ばんばんお勧めしてきます。
あー、ついつい買っちゃうじゃないですか。
そしてとうとう他のものまで買い出してしまいました。

かくして僕のネットショッピングの時代が幕をあけました。
2011年は、園田がネットで買い物をふつうにするようになった年となりました。

ちなみに昨日買ったのは、デジタル表示の腕時計。
芝居の稽古とかするときに、ストップウォッチがいるんですよ。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:12 | Comments(0) | 散歩

2011年01月28日

首藤さん

ふとしたときに、亡くなった人のことを思い出すことがある。
高校生との稽古を終えて、新宿駅まで歩いている途中に、昨年亡くなった脚本家の首藤さんの顔が目の前に現れた。
なぜ彼が現れたのか、理由はまったく思いつかない。
ただ、首藤さんに、もう一度会いたいなぁと思って、急に寂しくなった。
きっと首藤さんも、寂しがってたんじゃないかな。
それで僕のところに現れたんだと思った。
高校生と芝居の稽古なんかしてる、僕のことをうらやましがってるんだろう。
がんばりますよ、首藤さん。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:07 | Comments(0) | 散歩

2009年12月26日

今日は寄席に行ってきます

またまたさぼってすみません。
今日は、これから新宿の寄席に落語を聞きにいきます。
笑って免疫率をあげてきます。
みなさん、風邪には気をつけましょう。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 10:45 | Comments(0) | 散歩

2009年06月12日

ラジオの出演

『エキサイティングアニメ』という、コミュニティラジオの番組にゲストで呼ばれたので、収録してきました。
実はどんなラジオ番組なのかよく知らずに行ってきたので、放送日とか、どこうやったら聞けるかとかもわからないんですけど、楽しくトークしました。
メインパーソナリティは、高橋洋樹さん。ドラゴンボールの主題歌『摩訶不思議アドヴェンチャー』を歌っている歌手の方です。お会いしたのははじめて。
ロックミュージシャンの匂いがたっぷりの優しいアニキでした。
その高橋さんを相手に、脚本家とは、どういうことをやっているのかということを中心に、お話をしました。
もちろん夏のポケモン映画の宣伝も忘れずにしてきました。
ネットとかでも配信しているようなので、もし時間あったら見つけてくださいね。
たぶん六月の末か、七月のあたまの二週に渡って、僕のゲストの回が放送されると思います。

ちかごろブログをさぼっていたのは、忙しかったからです。
いまもそうですけど。
来年の映画のストーリーを考えたり、カラフル企画の来年の企画を考えたり、個人的にインプロのワークショップに参加したり、映画を見たり、芝居を見たり、本を読んだり、学校で教えたり、目まぐるしく動いてます。

一番最近見た映画は、『ターミネイター4』です。
『グラントリノ』を見に行ったら、満員で入れず諦めて帰ろうとしてたら、隣で先行ロードショーやってました。
ターミネイターシリーズも、CGの進歩で、いろんなことができるようになりました。
この二十年の映像表現の進化って、本当にすごいですねー。
ターミネイター2のころは、ターミネイターの腕がCGでシャキーンってとがっただけで、けっこう『おおっ!』てなってたような気がします。
今じゃ、それくらいじゃ全然驚かないもんね。

これからも映画には、もっともっとわれわれを驚かせてもらいたいものです。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 11:40 | Comments(1) | 散歩

2009年02月05日

ネコカフェ

舞台用の台本の直しが、なかなか進んでません。
けっこう焦ってきてます。
こういう時は気分転換。
街に出ました。すると、こんな看板が。
ネコカフェ。

なかは、こんな感じ。
ネコと遊んで、三十分五百円。
楽しそうに猫とじゃれている人たちがいました。
猫たちにとっては、どうなんでしょう。


こういうところに来てしまう、自分も、ここで生きていくしかない猫たちも、どっちも不自然だけど、これが現実なんだよねー。
でも、猫たちは、綺麗でした。
しばらく猫たちを観察させてもらいました。


猫たちを見ているうちに、作品のアイディアが出てきそうな気がしました。
動物と人間がどうかかわっていくか。
そこにどんなドラマが生まれるのか。
ポケモンは、いろんなメタファーがふくまれてるファンタジーだと思います。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:01 | Comments(2) | 散歩

2009年01月15日

歩道が広がった

久しぶりに散歩に出たら、原宿駅前の歩道が二倍の広さになってました。
たぶん年末年始の人手にあわせて改良してたのねー。
道の幅がかわるのって、けっこうインパクトあります。
日常が、がらりと変わる感じですね。
でも、すぐに慣れてしまうんでしょうけど。

稽古が休みだったので、家でDVDを見てました。
連続で三本。
そしたら三本目を見終わった時に、一本目に何を見たかを思い出せませんでした。
しばらく考えても、タイトルが浮かんでこないのです。
焦りました。
ついに俺もここまできたかって感じ。
まぁ、すぐに思い出して、ほっとしましたけど。

ようするに、あんまり面白くなかったってことですね。
見ても見なくてもどうでもいい映画を三本も見てしまったということ。
やはり心を動かしてくれる作品に出逢いたいものです。

そんな作品を作りたいし、出逢いもしたい。
今年も、いかに心を動かして生きるかがテーマです。
みなさんもたくさん本を読んで、映画や演劇を見て、いろんな人に出逢って、心を動かして行きましょう!

キャラメルコーンを食べたら、当たりの星型が出ました。
二個も。ちょっと形は微妙だけど。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 11:19 | Comments(0) | 散歩

2009年01月12日

謹賀新年

ちょっと遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
新年早々、いろいろと忙しくしていまして、このブログの更新も滞ってしまってました。

新年になってやったこと、やってることを、箇条書きにします。
1日~3日は、親戚の新年会やら、箱根駅伝やら、イオンモール探検やらであっというまに過ぎました。
クーンツの『ハズバンド』(ハヤカワ文庫)を読みました。

4日は、昨年できた鳥栖のインプログループの人たちと、新年インプロワークショップ。
5日には、東京に移動して、東放学園高等専修学校の3年生たちと、卒業公演にむけての稽古開始。
6日からは、毎日の稽古に並行して、締め切りのある原稿を最優先で、原稿書きスタート。
4月に公演予定の『いいだせなくて』のチラシもできあがってきました。

これから宣伝活動を開始して、お客さんをたくさん集めなきゃなりません。
けっこうプレッシャーです。

あっというまに十日が過ぎました。
昨日は、ひさしぶりのオフだったので、浅草に行ってきました。
浅草寺は、猛烈な人手だったので、近くの『待乳山昇天』に寄りました。
二本の芝居の成功を祈願して手をあわせました。

大好きな作家の一人である、池波正太郎さんはこのお寺の側で生まれたということで、記念碑がありました。
なんだかちょっとうれしくなります。
池波正太郎の世界に、触れたような気がしました。

浅草寺参りのものすごい人込みのなかに飛びこんで、浅草寺のすぐそばにある芝居小屋『木馬館』に行きました。
ここでは大衆演劇を上演しています。
今月の劇団は、『春陽座』。
座長は、澤村心さん。


ふだんは大衆演劇を見る機会はあまりありませんが、たまに行くといいもんです。
今回見に来たのは、ここに僕の教え子の一人が出演していたからです。
東放学園高等専修学校の一期生の宮俊一くんです。
終演後に記念撮影。

教え子が、こうして演劇の世界でがんばっていてくれるのは、本当にうれしいです。
大衆演劇の劇団で学ぶことは、すごく多いと思います。
いい役者さんになって欲しいなぁ。

今年も、このブログ、一生懸命つづけていくつもりですので、楽しんでくださいねー。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 12:14 | Comments(2) | 散歩

2008年11月06日

ストリートミュージシャン

ストリートで歌ったり、演奏したりしている人がいます。
ストリートミュージシャンってやつ。
代々木公園の外の道では、土日とかに、こういう人たちがけっこうたくさん出ていて、それぞれにパフォーマンスを繰り広げてます。

こういうストリートから、プロになっていく人たちがいたわけなんだけど、そういう人たちが成功したりすると、逆にプロが、ストリートでやりはじめたりします。
こないだもそういう人が、路上でやってました。

やっぱりうまい人がやっているのを、無料で聞けたりするのは得した気分になります。
これはもうエイベックスでデヴューしている人らしい。
Yoonji

僕が気にいったのはストレートなロックバンド。
ベンベナッツ。
自主制作版らしいけど、CDも売ってたので、つい買ってしまいました。

あと、ドラムパフォーマンスの、ダムエスもすごかったです。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 11:54 | Comments(0) | 散歩

2008年11月05日

謎の人現る

散歩のいいところは、いろいろ発見すること。
毎日、いろんなものにぶつかるから面白くてやめられません。

で、今日は、とことこ歩いていたら、テレビ番組のロケを路上でやってました。
おっ、人気者がいる。
と、携帯を取り出して写真をとろうとしていたら、
「ちょっとやめてください!」
こんな感じで、なぞの男が絶妙な感じで、僕のカメラの前に登場。
この人の手のひらの向こうに、オリエンタルラジオの二人と、さらに向こうに、ハリセンポンの二人がいるのですが、見えませんねー。

路上で撮影してるんだったら、写真撮られるくらい覚悟の上だろうと思ったけど、この謎の男の人の面白さに免じて許してやることにしました。
それに毎日テレビで見れる有名人の写真を撮っても、そんなに面白くもなんともないしね。
それより、この謎の男の人の写真が、数十倍面白いです。
かってにブログに載っけてすみません。謎の人。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 14:15 | Comments(0) | 散歩

2008年10月13日

鳥栖WS迫る

鳥栖でのインプロワークショップまで、あと一週間を切りました。
いまからワクワクしています。
どんな人たちと会えるのか楽しみです。

ワークショップにまだ申し込みたいと思っている人は、この二つ下のブログに書いてある申し込み先に、いますぐ連絡してみてください。まだ間に合うかもしれません。間に合わなかったら、ごめんなさい。次回が、きっとありますから。

こないだバスに乗ったら、窓際にこんなものがありました。
誰かが、置いていったのか、忘れていったのか。
僕は、わざと置いていったんじゃないかと思います。
かわいいいたずらですね。
バスに一人取り残された黄色いウサギは、なんだかうれしそうに見えました。


公園は、薔薇の季節です。
うつくしいさまざまな薔薇が一気に咲きはじめてます。
花の変化を見に行くのも、公園を歩く楽しみの一つです。
たまに、こんなのにも遭遇します。

これを撮った次ぎの瞬間、飛んで行ってしまいました。

仕事のほうは、ワークショップまでに終えていなきゃならないものがあって、休みなしで働きつづけてます。
それから高校生の芝居のほうと、4月にやる企画公演にむけての準備も忙しくなってきました。
まだまだ年末から、来年にむけてと、あわただしい日々が続きそうです。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 10:07 | Comments(0) | 散歩

2008年09月30日

香の記憶

雨です。
驟雨。
漢字は、ほんとうにニュアンスを伝えられる文字ですね。

雨のなかを帽子をかぶって散歩しました。
今年はじめての、金木犀の香を嗅ぐことができました。

金木犀の香は、ぼくにいつも鳥栖高校の古い木造の校舎を思い出させます。
文芸部の窓の外に、金木犀があって、いつもこの季節にはすばらしい香をはなっていました。
香と記憶は密接に結びついていますよね。

みなさんにも、いろいろな香の記憶があると思います。

そんな香の記憶をあつめたら、面白い本ができあがるかもしれませんね。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 16:58 | Comments(1) | 散歩

2008年09月22日

バースデイ記念写真


今日は、誕生日だった。
気がついたら、こんな歳になっていた。
で、昨日から何をしていたかというと、ほぼ徹夜で仕事していた。
ソファで二時間ほど横になっただけだ。
それでも、仕事は完成していない。

本当は、完成していなければならなかったのが、できなかったのには理由がある。
客が来ていたからだ。
昨夜は、親父(78歳)が、おれの東京の仕事場に現れたのだ。
親父を泊めないわけにはいかない。

おれの仕事の邪魔にならないように気をつかってくれていたが、気にならないと言ったら嘘になる。
いや、めちゃくちゃ気になって仕事どころではなかった。

でも、楽しかった。
この歳になると、親父と二人きりで話をする機会など、そうあるものではない。
だからよかったと言えば、よかったのだ。
こういう時に聞いとかなければならない話しもある。
親父の若かった頃のはなしとか、先祖の話などを聞いた。

あらためて自分の親が老けたことを見て、自分も歳を取ったのだなぁと実感した。
逆も同じだろう。
父親も、息子が老けたのを見て、自分の歳を感じるのだろうなぁ。

早朝、二人で散歩した。
いい記念になった。

この写真は、公園のはっぱについていた虫。
もうすっかり秋の風だ。

ふと気づくと、携帯に誕生祝いのメールが入っている。
気にしてくれる人がいるのは、いくつになってもうれしいものだ。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 14:31 | Comments(2) | 散歩

2008年09月17日

夏のなごり


夏のなごりです。
代々木公園も、秋の装いをはじめてますが、まだすみっこで夏がうろうろしています。
でも、もうあと数日ですね。彼がここらにいてくれるのも。

草原に、なぜか花嫁が立っていました。
不思議です。

そして、やっぱり秋です。
もうどんぐりがいっぱい落ちてます。
収穫したい気分になります。

いちはやく手に入れました。
プラチナです。
うらやましいでしょう。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 13:39 | Comments(0) | 散歩

2008年09月01日

帰国しました。

無事に帰国しました。

今回のギリシアの旅は、すごくハードだったんですけど、きっと実り多いものになってくれるでしょう。
写真とか、エピソードとか、また機会があったらアップしますので、見てやってください。
あたらしく持っていったラップトップをまだ使いこなしてなくて、写真とかがアップできずに残念でした。

いま、肉体的には体がガチガチですが、じょじょに復活していくと思います。
まずは散歩から、リハビリトレーニングを再開するつもりです。
まるで入院してた人みたいですね。
でも、そんな状態です。

一週間、日本のテレビを見ていなかったんですが、おかげでテレビ中毒が少し治った気がしてました。
家にいると、テレビに時間を取られてしまっているような気になることがあります。
用もないのに、テレビをながめて、ザッピングしていたりします。
大事な自分の時間を、それでかなりロスしています。

しかし、やっぱり家につくなり、僕はテレビをつけてしまってました。
そこに映ったのは、演出過剰な募金バラエティ番組。
けっきょく、録画していたドラマを見てしまいました。
まだまだテレビ(ドラマ)中毒は治りそうにありません。

仕事場には、テレビはおかないようにしようかと考え中です。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 17:11 | Comments(0) | 散歩

2008年08月26日

ギリシア1

取材でギリシアに来ています。
今日は、二日目です。
今回、家を出てから、アテネのホテルに入るまで、丸々24時間かかりました。
これを長いと思うか、早いと思うかは、人それぞれですが、けっこうこたえました。

直行便がなかったので、パリ経由での移動になりました。
いったんパリに行って、4時間ほど戻ります。
なんか損したような気になります。

しかし、旅の興奮は、こんなことではダウンしません。
いい感じで、取材を続けてます。

初日は、アテネからデルフィのアポロンの神殿に向かいました。
さすがに神話の国です。
途中の町々の風景のなかにも、神話に登場する場所があらわれます。
オイデプス王が、捨てられた山とか、スフィンクスと会ったところとか、道を選んだ三叉路とか、なんだかワクワクしてきます。

実は今まで、それほどギリシア神話に興味があったわけではなかったのですが、こうして神話の世界に登場する場所を実際に見たり、空気を感じたりすると、がぜん興味がわいてきます。
かの有名なオイデプス王の悲劇の現場を、まず見れたのはラッキーでした。

アポロン神殿は、そりゃすごい遺跡でした。
山の斜面に、巨大な劇場や競技場、そして神殿の跡がつづいています。
それを登っていくのは、けっこうたいへん。
ひきこもり生活で弱った足にはこたえました。

でも、やはり神々を奉る場所っていうのは、これくらいの規模だからこそ、威厳があるのでしょう。
在りし日の姿を想像しながら、遺跡を歩きました。

ギリシア周辺の都市国家のお偉いさんたちが、神のご託宣をもらいに、ここまでやってきていた道のりを思えば、僕の24時間移動なんて、たいしたことありません。

しかし、このすごい遺跡も、ギリシアがトルコに支配されていた数百年の間には、遺跡の上に村ができていたそうです。
その村をどかせて、遺跡を発掘したということ。
よくぞやってくれました。
エフハリストー。(ありがとう)

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 11:57 | Comments(0) | 散歩

2008年08月20日

蝉パワーだ!

この一月くらい、ほとんど部屋に閉じこもってたので、足の筋肉が弱ってます。
あとすこしラストスパートをするために、一週間ぶりくらいに外にでました。
朝、やっぱり外は気持ちいい。
暑くても、さわやかです。

そこで大発見!
羽化直後のせみです。
一生懸命、木にしがみつき、羽を伸ばそうとしています。
美しい。




なんだか感動して、エネルギーをもらいました。
そのせみパワーで、ついに第一稿を書き上げました。
やったよ、おかあさーん!
エベレストの登頂に成功した感じです。

さすがに体力が弱っています。
映画館に行ったら、ぐっすり寝ちゃいました。
『ハムナプトラ3』
ジェット・リーが悪役の将軍やってました。

睡眠時間が不規則だったので、一度にたっぷり寝れなくなっていて、調子が悪いです。
これから体力取り戻す、リハビリはじめます。

蝉は、長い時間、地面の中にいて、外に出てきたら、短い人生をものすごいエネルギーを放出するんですよね。
不思議な生き物です。
蝉に限らず、命はすべて不思議ですけどね。

  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 10:35 | Comments(0) | 散歩

2008年07月10日

映画に行きたい

風邪は、なんとか治りました。
まだ、ちょっと鼻に残ってる感じですけど。
大丈夫、元気です。

映画館に行きたいのに、なかなか行けない日々がつづいてます。
いま、面白そうなのが、たくさんやってるじゃないですか。
それなのに、行けてません。
おあずけくった状態です。

録画しているテレビドラマもたまるばっかりです。
買ったはいいけど、読んでない本もたまってます。
もちろん仕事が順調に進んでいるわけでもありません。

うーん、これはいかなる事態なのか。
うまく時間が使えてないってことですね。あきらかに。
あれもしなきゃ、これもしなきゃと焦るばかりで、集中しきれてないから、ずるずる引き延ばしの状態がつづいてるってこと。
きっと誰にでもよくあることなんでしょうけど。

インプロ(即興)の用語では、こういう状態をサイドトラッキングと言います。
いま、目の前にあることをしようとしないで、回り道をしてしまうこと。
これではストーリーはなかなか前にすすみません。

やるべきことを、今、すぐやるのがいいんです。
わかっちゃいても、なかなかねー。

数日前、東京では、すごいどしゃぶりがありました。
ちょうどその時間に人と待ち合わせをしていて、外にでなければなりませんでした。
とうぜん、びしょ濡れです。
一時間後には、からりと雨はあがってしまいました。
こういうときは、ちょっとくらい回り道するべきなんでしょうけどね。

ブログで募集した『ワークショップ』は、たくさんの人から参加申し込みをいただいきました。
ありがとうございます。
  


Posted by 名誉館長 園田英樹 at 14:23 | Comments(0) | 散歩