2016年02月07日

ストーリー脚本教室「心構え編2」

脚本教室、「心構え編 第二回」

 今回はストーリー作りのための脳にしてやるためのウォーミングアップです。

◯アイディアを出すためには、身体を動かしましょう

 ストーリーをつくろうとするとき、じっと机に座って考えているより、身体を動かしていたほうがいいです。
 運動はしたほうがいい。
 僕の場合は、よく歩きます。
 ただ、歩くだけです。

 脳と身体はつながっているので、身体を動かすと、脳に刺激が行き、たぶん無意識の領域の活動をうながしてくれるのだと思います。
 よく「アイディアが天から降ってきた」というような言い方がありますが、そういう感覚でアイディアを思いつくことができます。
 無意識を働かせてあげるのです。
 身体を動かしていると、無意識が働いてアイディアを見つけ出してくれます。

 僕は歩くときに、いろんな一人遊び(ゲーム)をします。
 これもストーリー作りのウォーミングアップです。

 どんなことをするのか、参考までに、いくつか書いておきます。

 ウォーミングアップ用のゲーム

◯物から連想ワード
 目に入るものから、連想するものを口に出します。
 太陽が見えた、「夏」、雲が見えた、「シロ」、ランニングするおじさんが見えた、「ダイエット」、電信柱が見えた、「電力会社」、大きなマンションが見えた、「家賃」などなど、思いつくのはなんでもいいので、とにかくパッと思いついたことを口にだします。
 
◯名前つけ
 すれちががう人に、かってなニックネームや名前をつける。
 連想ゲームみたいに、わかりやすい名前をパッと思いついてつけていきます。
 「ほねかわすじこ」「ひにくゆうこ」「ひやけくろお」「まじめだよしお」など何でもいいのです。

◯なんでもラップ
 メロディ無視でいいので、思いつくこと、なんでもラップにして歌っていきます。かっこよく韻を踏むことは考えずに、とにかく頭に浮かぶことを口に出していきます。(周りに人がいないときのほうがいいです。おかしな人になってしまいますから)考えてしゃべるのではなく、口で考えるみたいな感覚です。

 いろんなウォーミングアップのゲームは、すべて脳を活性化させながら、頭に思い浮かぶアイディアを、パッと外に出させようとするものです。
 僕たちの脳は、無意識にアイディアを選別しようとする傾向があるので、その傾向を少しずつ外していこうという意図もあります。

 注意してほしいのは、時間をかけすぎないということ。
 思考するのではなく、瞬発的に「思いつく」ことだけです。



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Posted by 名誉館長 園田英樹 at 08:03 | Comments(0) |  | 映画 | 散歩 | 脚本 | テレビ | 映画と小説 | 名誉館長の一言 | 演劇
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